まち

旧新井宿専売所

池上通りを大田文化の森前で臼田坂の方に曲がって割とすぐ、東京都民銀行の向かいに「新井宿専売所」という文字を壁に掲げた古げな建物があった。2005年に東京にやってきた時点からこの建物はあり、実質店舗としては営業していない様子であることはその時点…

大田区でのとんど焼き

馬込にやってきたのは2005年だが、それまで大阪にいた時には正月のお飾りは千里中央 から中央環状を橋で渡ってちょっとのところにある上新田天神社に持っていっていた。上新田天神社のとんど焼きはとても壮麗な祭事で実際にお焚き上げの時にも楽しみにみに行…

大森山王ジャーマン通り 古書店の変遷

大森の「あんず文庫」という古書店を紹介する記事が Facebook で流れてきた。Bookshop Lover の和氣さんのポストで、近くまで来られたんだな、と思い「あんず文庫」の場所を確認してみて(あ、天誠書林のあったとこか)と納得した。 www.facebook.com 上記ポ…

荏原町商店街 庚申公園そばの変遷

先月の最後の週末、27日の日曜日の早朝に緊急で勤務先に出たことがあった。幸い大事なく対応して最寄りの荏原町駅まで帰ってきたのが11時過ぎだった。 駅から荏原町商店街を少し歩いて、庚申堂のちょっと先に公園がある。庚申公園という。その隣の三角形の土…

馬込あたりの秋祭り 二〇一八

最初に、翌2019年の最新の秋祭り情報 ↓ mukunokiyasuo.hatenablog.com 2018年は馬込は次の週末、9月8日(土)、9日(日)が秋の御祭禮となる。歩いていて採取したお祭り情報をまとめておく。 9月8日(土)・9日(日) 馬込八幡 平張町会が出されている分。い…

消えたスリーエフ

馬込銀座の商店街に q's マートというコンビニエンスストアがあった。あまり他ではみかけないので小規模なチェーンストアなのかと思っていたが、スリーエフが展開する低価格帯のコンビニだったらしい。駄菓子系の商品があったので駄菓子屋の代わりに 子供達…

南馬込のよしかね

昨年末、 12月22日の金曜日の朝に南馬込のバス通り、臼田坂上のまだ先を通った時に馬込南台の交番の隣にある「よしかね」という店が「閉店セール」という貼り紙を出していたのに気がついた。私が馬込に来た2005年以来ずっとある店で、チェーンのコンビニエン…

學天則、あるいは豊中の三義塚について

大阪市立科学館に學天則の復元が展示されているというニュースを目にして、ああ大阪らしくて良い、とおもった。 (記事のリンク元がドメインごと消失しているのを2019年4月に確認。大阪市立科学博物館のサイトは https 化未対応のためリンクを控えるが説明ペ…

南馬込インド・ネパール料理専門店の変遷

馬込に住んで12年目目に入っていて、腰掛けの余所者とは言えないような長さになってきた。十年以上同じ場所にいるとまちの風景にも変遷があって、しかもそれが忘れ去られていくことに気がついたりする。以前「馬込の失われた建物」というのを書いてみたこと…

馬込あたりの秋祭り 二〇一七

先の週末9月3日まで、山王の熊野神社の御祭礼で東急バスも池上通りを通らないルートに変えて運行するなどしていた。残りの秋祭りの情報をざっと書き残しておく。例年書いているがお祭りの情報を知りたかったら近くの文化センターに足を運んで配布物にならん…

明倫学舎再訪

帰郷した際に家族で萩に出た日があった。目的は「ふくだや」という萩バスセンターの近くにある食堂に炒飯とお好み焼きを食べに行くこと。お盆の時期、同じように思い出の味を求めてきたと思しい家族連れがたくさんいた。いつも通り美味しかったが会計の時に…

郷里が目指すジオパーク

これも連休に実家に帰った時のことだが「須佐遊覧船」なるもののパンフレットが貼ってあった。連休中には父親もガイドを担当するため乗船する日があると行っていた。「ジオクルージング」という新しいワードが出ているがジオパーク認定を目指して萩市が動い…

萩明倫館の孔子廟

4月30日に曽祖母椋ヨシの五十年祭、祖母椋栄子の十年祭、母椋恵美子の同じく十年祭を行うため帰郷してきた。 前日に新幹線で東京からかつての小郡、今の新山口駅まで移動して萩までは防長バス。萩から実家の須佐までは四駅だが山陰本線は今や二時間に一本と…

馬込図書館の「馬込の記憶」展

馬込図書館で昨年、面白い企画が二件続いてあった。ひとつは「ねこと文学ー『月刊ねこ新聞』創刊200号記念座談会」 、もうひとつは「『月刊おとなりさん』創刊400号の葛藤」。このうち「月刊ねこ新聞」の副編集長原口美智代さんを招いてのについての座談会は…

大森入新井のとりとく

近所でお弁当を買う先の話しの続き。 いかにおいしかろうとも同じ場所でお弁当やお惣菜を買っていると、飽きる。それが家で妻が作ってくれる料理と違うところ。それでも妻に頼れない時は自分で作るか、良いお弁当の仕入先を複数知っておくか。 今回久しぶり…

南馬込桜並木スーパーキタムラのシックレス弁当

先月まで週末に妻が所用で出かけることがあり、昼食を私が準備することがあったが私が誠に役に立たない。結果弁当を買いに行くことになっていたが、コンビニエンス・ストアの弁当では味気なく惣菜はどこがいいかなぁと界隈をうろうろしていた。 また12月に…

馬込大久保製麺所の餃子の皮

浅草線西馬込駅から桜並木の方というか、円乗院や善照寺の方に歩いて行ったところに小さな製麺会社がある。十年ちょい前に馬込に来た時からその存在に気がついていて、小売りもされるのだがわりと最近まで実際に買ったことはなかった。 今では時々妻がうどん…

理容石坂

萬福寺にほど近い五叉路に「石坂」という理容店があった。 先月8月25日に取り壊し工事が途中まで進んでいることに気がついた。 同じ並びにかつて山田豆腐店というみせがあって、既に豆腐屋は廃業されている。この夏まで看板はそのままでおられたのを写真…

サン工芸と大和螺子製作所

荏原町から自転車で、あるいは時に歩きでバス通りを通って帰る途中に見上げると顔っぽくみえる建物があって、ちょっと『ど根性ガエル』の梅さんっぽいなぁといつも思って眺めていた。 月を見上げる顔 Yasuo Mukunokiさん(@mukunokiy)が投稿した写真 - 2011 9…

馬込の秋祭り 二〇一六

馬込においては毎年9月10日辺りの週末は秋祭りで、今年はこの週末、9月10日(土)、11日(日)は各御宮さんではお祭りの予定となっている。昨年も書いたが、御祭礼の情報については「月刊おとなりさん」に一番情報が集まっているので皆さんお近くの…

環七通り沿いの木造家屋

南馬込の環七通り沿い、山王と向かい合った辺りは谷中という旧町名で環七が通る前は割と賑やかな商店街だったときいている。オリンピックを前に環七通りがつくられ都市整備が進められて今に至るので環七通り沿いはビルやマンション、新しい店舗が並ぶように…

荏原町のトルコレストラン DEDE

以前北馬込にケバブサンドを出すお店があった。バス通り沿いに「ドアル」というトルコの商品を扱う小さい店があったのだがその向かいのさわやか信用金庫の支店の横をちょっと入ったところ。妻が一度行ったことがあって、どちらもトルコのものだからドアルと…

伊達たばこ店

馬込南台の荏原町方面行きの方のバス停は交番のすぐ隣にある。その斜向かいに伊達たばこ店があった。2005年に我が家が馬込にやってきた時点ですでに「たばこ店」ではなく、テントの「たばこ店」の文字を塗りつぶしてあった。角地の狭い場所に建っている…

大森コスタータのチャーシュー丼

妻がいつも行っている美容室でお薦めの店を教えてもらったという。うまい店というのは自分で見つけるのも楽しいものだけれど、その土地で働いているひとが教えてくれる情報には間違いがないだろうから耳寄りな情報。その店は焼豚丼を出す店で、美容師さんは…

馬込電機工業所

馬込萬福寺にほど近い住宅街のなかの交差点の角に古い建物があった。事務所のように見えるが2005年に馬込に来た時から営業しているようには見えなかったが灯りがついているようでもあってお住まいではあるのかな、と思っていた。看板もかかげてあるが色…

パティスリー稲垣の閉店

南馬込のバス通り沿い、馬込南台のバス停の近くに「パティスリー稲垣」というケーキ店がつい先日まであった。ケーキ店といっても冷凍保存して販売する商品がメインでネット通販で名を知られた店だった。2月で閉店となっていたというのを知ったのは3月に入…

南馬込桜並木通りの日本たばこ

年が明けてからまた急に古い建物が壊されて更地になっているのを見る気がする。相続税が増税になるなどして古い建物が無為に壊されるようになるという話は数年前に出ていた。たとえば「十三のいま昔を歩こう」で新之介さんが書かれていた「さよなら開高健が…

2016年のとんど焼き

2016年の年始は実家の山口県須佐町で迎えた。暖かい年末年始であったのをこれ幸いと自動車を東京から走らせて帰り、私と妻の実家に孫の家を見せに行ってきた。 4日が月曜日だったのでそこから休暇は明け通常の生活に戻った。次の週末は成人の日があって…

大田区長原商店街で買えるフルーツ羊羹

秋の連休のさなかに池上梅園内にある茶室で開かれた個展をみにいってお茶をよばれた際に出たお茶菓子の羊羹がとても美味しかった。どこの羊羹か尋ねると洗足池の近く、長原の商店街にある Wagashi asobi という店のフルーツ羊羹だと教えてもらった。羊羹のな…

羽田ブルワリーを探して

Twitter のポストについては最近割りといい加減で数も少ないし読むのもごく限られた時間となっている。そうでありながら日記の代わりになっているところがあるので(この日は何があったっけ)と振り返る時についろぐを通して読み返したりもする。かと思えば…