馬込大久保製麺所の餃子の皮

 浅草線西馬込駅から桜並木の方というか、円乗院や善照寺の方に歩いて行ったところに小さな製麺会社がある。十年ちょい前に馬込に来た時からその存在に気がついていて、小売りもされるのだがわりと最近まで実際に買ったことはなかった。

 

 今では時々妻がうどんやラーメンを買ってきてくることがある。買い物は馬込の地元スーパーであるキタムラや駅前にあるオオゼキ、とにかく安いオーケーストアに行くのだが水曜日にパンが安い西馬込駅前の文化堂に行くこともある。途中にある大久保製麺所で買うようになったもので、土曜日が少しだけ安売りになっていることも知った。この安売りは意外と知られていない気がする。

 

  ちなみに大久保製麺所、ほんとに小さな工場なので小売をやっていない時に通ると見過ごしてしまうぐらいだ。小売りをやっておられる時でこんな感じ。

 

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 有楽町駅前すぐに「北京」という中華料理店があって多分いちど行ったことがあるが、そこに麺を卸しているという話を買うときに聞かされたと妻が言っていた。中華店に入ると結構な確率で私はラーメンを頼むので、であれば多分それがこの製麺所の麺をいただいた最初だったかもしれない。

 

 妻が「今日の夕飯何にしよう」と聞いた時、馬込図書館に自習に向かう間際の長男が「餃子は?」と提案してきた。今日は祝日だが大久保製麺所さんが開けておられるのをたまたま見ていたのでそういうと「じゃあ大久保製麺所で餃子の皮買ってきて。あと具を文化堂がキタムラで買ってきて頂戴」とおつかいを承った。大久保製麺所さん、ラーメンやうどんの麺だけでなく、餃子の皮も作っておられるのだ。

 

 実は私が大久保製麺所さんで買い物するのは今日が初めて。小売りをされているといってもメインの業務ではないし、行ってみても誰もいない。声をかけても反応はない。入り口の左にインターフォンを押してしばし待つと奥様らしき方が出てこられた。餃子の皮をお願いすると「いくつですか?」と聞かれる。何枚入っているかおたずねすると「ええっとー……36枚か37枚かな」と仰るのでふたつお願いする。いくらだったか……四百いくらだった気がする。「丁度あります? おつりか……」と仰るのであわてて財布をさぐるとうまい具合丁度あった。良かった。レジがあるわけじゃないからそりゃ、丁度でお支払いしないと。次行くときも気をつけよう。 

 

 店先に大久保製麺所を紹介するポスターが貼ってあるのだがちょっと色褪せていて、ラミネートされたら良いのだが……などとおもって見ていた。多分「大田区商店街の情報誌」のサイトに載っている記事から作ったものだろう。

大田区商店情報誌おーたふる 蒲田・大森・調布の商店街を紹介します

 

 メーカーさんが本業だからそんなに小売りが忙しくなるのも望まれないのかもしれないが、このポスター、もうちょっと使いどころがありそうな気がする。A2かA1、なんだったらA0サイズに大きくして目立つように貼ったらどうだろうか。

 

 大久保製麺所の餃子の皮はしっかりと厚くて食べ応えがある。大変美味しくいただいた。

 

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