長遠寺裏辺り散歩

 2月の連休の最後の日の11日、前日は荏原町散歩について来なかった長男が「散歩に行こう」と言ってきたので西馬込の東急ストアまで買い物に歩いて行ってきた。

 すっと買い物に行って帰ってくればいいのだけれど、花粉が飛ぶ時期になると私も子ども達も揃って花粉症なのでうっかりふらふら表に出られなくなるので、若干寄り道しつつ。

 まず、大田区立郷土博物館に立ち寄った。といって二階の展示物は今日は見ず、私が郷土博物館の刊行物をしばらくチェックしていっただけ。川瀬巴水についての資料があるかと思ったが、それよりも同じ明治から昭和にかけての版画家である高橋松亭が面白いということに気がついた。長男が退屈する前に東急ストアへ。

 そのあと内川筋沿いに第二京浜道に出てみた。梅が咲き始めている。


Japanese plum start to bloom


 第二京浜道路に出て、馬込坂を少し上っていくと「定康」という刃物屋さんがある。今日は閉まっていた。

 この「定康」という店については最近存在を知った。小さい店で、看板が大きく出ている訳でもない。この場所は普段自動車でしか通ることがないので店舗だということにそもそも気がついていなかった。


打刃物定康さんの店舗と馬込長遠寺


 最近、馬込の辺りに他にも腕のいい刃物職人さんがおられた……という話を聞いて、鍛冶職人さんがこの地を選ぶというのはたまたまなのか、それとも理由があるのだろうかと興味を持った。この辺りで良い材料が手に入るかどうかとかいうような事は聞いたことが無い。ただ、馬込は元々は湧き水が豊かな場所であった……と聞いていて、すると水が豊富であるということが鍛冶の仕事に利するのかどうか、などというところが興味あるところだとおもうようになった。

 定康さんの脇にある階段を戻り、長遠寺の脇を通って馬込八幡神社にふたりで参って、買い物提げて帰って行った。