馬込電機工業所
馬込萬福寺にほど近い住宅街のなかの交差点の角に古い建物があった。事務所のように見えるが2005年に馬込に来た時から営業しているようには見えなかったが灯りがついているようでもあってお住まいではあるのかな、と思っていた。看板もかかげてあるが色が褪せてよく見ないと読めないぐらいになっていた。
今年の1月になってこの角地が突然更地にされてしまった。なくなってしまうとあの看板、改めてしげしげとみておけば良かったなとおもう。Google マップを参照するとまだ企業名が地図上に残っていた。馬込電機工業所、だったらしい。
検索すると住所や電話番号は結構ヒットするのだがおそらく電話帳に載っていたりしていたからだろうと推測する。どの情報も連絡先以外具体的なものは何もない。馬込にかつて住んだ作家の随筆などを継続的に読んでいるがおそらく電機設備の取り付けなどを生業にしていたのかなぁと思われる「馬込電機工業所」という名前は聞いたことがない。
馬込の失われた建物たちシリーズ
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