もの語り
鵠沼を初めて訪れてきた。 私が『猫間川をさがせ』を書いた時以来お世話になっている野知潤一さんが来京されるにあたり、電子書籍関係の人達が集まってバーベキュー会を開こう、という話になり、Facebook 上で企画が膨らんで「湘南九州バーベキュー麦酒電書…
次に執筆するテーマを今住んでいる馬込に定めて、昨年後半から準備をしている。準備、というのはひたすら馬込に関連しそうな本を読むことなのだが、勤務に関係して試験をふたつ受けるなどしているので当初自分で設定した予定からだいぶ遅れているようでひと…
小学校の先生というのも大変な仕事だと思う。例えば、この四十路の親父に遥か昔の授業での事についてずっと怨念を持ってみられたりするような目に遭う。 怨念のもとは宮澤賢治である。 私は小学校3年から5年にかけて博多は警固に住んでいた。博多在住期間…
昨年末に私が博多に住んでいた少年時代に福岡警固教会でお世話になった、岸本和世さんとメールでやりとりできるようになった。岸本先生は当時警固教会の牧師をされていて、当時椋家は牧師先生宅の向かいの社宅に住んでいた。私と3つ下の妹は毎週子供の日曜…
朝がた北杜夫さんの訃報に接した。衷心よりお悔やみ申し上げる。 私は自分の小遣いで初めて購入した本が新潮文庫の『どくろるマンボウ航海記』だった、というのが読書遍歴の最初にある人間で、その後も氏のエッセイの、小説の文体に多大な影響を受けていまも…
2011年10月14日、来週の金曜日に有限会社眺(TIAO)の野知潤一さん、渡邉浩正さんのご尽力で拙著『猫間川をさがせ』を改めてスマートフォン、タブレット、読書専用端末、PC向け書籍として発刊頂くこととなった。『猫間川をさがせ』は以前PC向けドットブッ…
新宿駅の地下の東口改札を出た側にベルクというビア・カフェがある。 私はまだ2回しか行ってはいないが、新宿方面に行くと(今日は寄れるかしら)と思うようになっている。昼食を軽く取りたいときにもいいし、夜一杯やって変えるのにもいい店。 ベルクは母…
以前に電子雑誌というのがどんな風に成り立つだろうか、ということを考えたことがあった。私の興味は、主にその広告の集まり方に集中していた。 現在の商業雑誌の広告主というのは多くはそれなりの規模の企業が多いのだろうとおもう。だが、今後雑誌は多くの…
午後臼田坂下の「カヤノ」の散髪に行き、「ジェイソン」で買い物をして帰った。霧雨が降ったり止んだりの天気だったのでよく連れて出る子供たちは家においておき、一人で歩いて行く。 臼田坂下は「文士村」と呼ばれる大正〜昭和初期ごろはもうちょっと賑やか…
iPhoneでApp Storeを使うことが無かったのだが、最近になってフリーのアプリをダウンロードしてみたりしていた。 しかし下記を読んだ時には450円のアプリを迷わずダウンロードした。豊平文庫は、青空文庫データを「本と同じように見せる」ことを追求する。快…
昨年のエントリーなのだが、今回初めて読んで知ったので。柳瀬尚紀を読んでからニヤニヤしている国語学者(とその追従者たち)を見るととてもげんなりさせられる - ハックルベリーに会いに行く SEとして給料をもらって来年で20年経ってしまうのだが、設計…
東京から関西など他地域に出張のときは、よく外で食べて帰る。それ以外でも、たまに「今日は食べて帰ってきて」と家内から言われて外食することがある。それはそれで、普段気になる店など行ってみたりする。 本日もそうで、大森まで帰ってきてジャーマン通り…
中学生の時だったか、高校生の時だったか(あるいは小学生だったか)母親が「古本市があったから」と新書サイズの小説を買ってきてくれたことがあった。 私がアガサ・クリスティだの推理小説をよく買っていたのでそれらしいものを選んできたらしいのだが、こ…
「マチともの語り*1」、『息長川ノート』の第三章をやっとリリース。実のところ文献に当たりきれておらず、もうちょっと時間をかけたい気もしたが、これ以上スピードを落としたくない気持ちの方が勝った。 今回のテーマは近江の天野川が息長川である、とする…
昼過ぎに子供と庭で遊んでいたのだが、長男が「じてんしゃにのりたい」と言い出した。丁度年末に帰るときに実家の両父親あてにお土産を買おうと、ジャーマン通りの酒屋「かもす」に行こうと思っていたので長男は自分の自転車で、補助輪のとれていない次男は…
「マチともの語り]」に連載をはじめた『息長川ノート』の「古新未詳」の章に加筆を行った。*1 この章では、大伴家持と大伴池主が訪れた馬史国人(いまのふひとくにひと)の本拠地はと万葉集に記載されている伎人郷(くれひとのさと)ではなく別の場所だとさ…
昨日『息長川ノート』の2章目になる「古新未詳」をリリースした。 前章に続き万葉集について書いており、万葉集の古写本や注釈について調べながら書いていた。『万葉集研究入門ハンドブック』、『万葉集ハンドブック』なんていう書物が大田文化の森の図書館…
横浜から相鉄に乗って普段と違うところに出かけていた。で、夜に大森を通り過ぎて神田(淡路町)まで戻ってきた。 福岡から「マチともの語り」*1でお世話になっているMAOさんが東京に来られていて、集会(あえて飲み会と呼ばない)があったので参加したのだ…
南馬込の桜並木通りはもともと「内川(うちかわ)」という川が通っていた、という話をこの春に書いた。花祭り - 椋箚記 前日大田文化の森の図書館に寄る道すがら、この内川の流路を通ってみた。この土地はもともと田園地帯だったので水路あとと思われる道が…
ノートブック機の移行に際して、電子書籍データをまだ持ってきていないのに気がついた。たしかマイドキュメント内に置いていたような気がするので、バックアップから漏れていた。 iPodも持っておらず、携帯電話に数曲分データを入れているくらいなので音楽デ…
福岡のSNS「tantan」の中で松沢直樹さんが、自著『ぼくたちの空とポポの木』を小学校の校長先生が紹介して下さった、という話を書かれていた。河内長野市立高向小学校 校長室だより 自分の時代なら藁半紙に刷られてもらうイメージの校長先生のお話だが、それ…
自分の電子書籍が出たあと、「マチともの語り」で電子書籍のリンクを見直しさせて頂いたことがあった。ほぼリンクも正常になっていて、気に入って自分が購入している作品の引用リンクを作ることにした。カートに入れる部分はjavascriptが入っているので、理…
大阪に新風書房という出版会社がある。 私にとっては雑誌「大阪春秋」の版元である。東京では書店に並んでいるのをまだ見たことがないが、大阪ではどこの書店でも見つけられる。 実際に参考にできるような記事にたどり着けなず参考文献一覧にも記載していな…
先日拙著『猫間川をさがせ』を電子書籍としてリリースして頂いたが、出版に当たっては有限会社眺やボイジャー社に費用を払っているわけではない。これが実際の書籍の自費出版となると当たり前ながら原価を著者が負担することになるので部数にもよるが百万円…
前日の続き。 電子書籍といってアマゾンや楽天に出ているわけでもなく、せめて理想書店のページを元にリンクを作成することにした。実際に使ってもらえるかどうかは別にして、下の様にイメージつきで情報貼り付けられたらよろしいのではないかと。 猫間川を…
「マチともの語り」で執筆した『猫間川をさがせ』を電子書籍化し、本日から電子書籍販売サイト「理想書店」で発売となった。 まずリンクを作成しようとしたが、子供が泣くのでいったん中断。 猫間川をさがせ 大阪の人たちからも忘れ去られつつある猫間川を巡…
『猫間川をさがせ』の最終チェックを終えているが、書籍化するにあたって紹介文を考えるという課題が残っていた。一度MAOさんに提示したのだがもっと長くていいです、とのこと。 本を探している人がひっかかってこの本にたどり着いてくれるような文章を書け…
文部科学省の管轄化にある「私的録音録画小委員会」という審議会に出席されている津田大介さんの書かれた文章を読んで、軽くアジテートされた気分になった。→「音楽配信メモ 私的録音録画小委員会の議論がほぼ決着しました」 私は著作権をいま以上に保護しよ…
祖母の十日祭(仏様の場合の初七日)で、神職さんに来て頂いた。また、お盆時期なのでそのあとも家に居て、拝みに来て頂く方をお迎えする。 丁度正午の時NHKで戦没者追悼式の中継をやっていたので見ていた。柳澤厚生労働大臣が天皇皇后両陛下をご案内する役…
大阪市立大学四回生として法律を学ぶ学生だった1990年から1991年の約1年間、難波にある高島屋大阪店の書籍売り場でバイトをした。よく遅刻をするいい加減なバイトだったが、たまたま担当不在だった漫画の棚を他のバイトと作らせてもらったり、好きなことを…