椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

大森海岸の満福

 テレビ東京の名番組「もやもやさま〜ず2」においてロケで訪れて食事をした店で「美味しかった店ランキング」をやった時に3位となった中華料理店が大森海岸駅近くにある。「満福」という小さな街の中華料理店である。

 その際の大将の名調子の印象が強くていつか行きたいと思っていたが、先日家内が先に行っていた。

 家内が行ったのはお昼時にママ友達と連れ立ってだったらしいが、その時は対象は料理場は任せてどっかと座っていたそうで、家内は話し相手として捕まえられてなかなか食べるのに集中できなかった、と笑っていて、番組放送時と同様の名調子で話してくれたらしかった。

「同業者(中華料理屋さん)もどんどんやめちゃってさぁ。馬込のミマツって店が友達なんだけどこの前やめちゃったし」と言われて家内はどの店のことだろうと思っていたのだそうだが、私が普段荏原町まで出る途中、馬込図書館向かいにあった店だ。今年閉店してしまった。

 さて、昨日夕食を外で食べよう、この前行った「満福」に麻婆麺を食べに行こう、と決めた。

マーボー麺

 カウンターとテーブル席が2卓という狭い店で、忘年会らしい一団と、4人連れさんでテーブルは埋まっていたのでカウンターに家族4人で座った。私と家内は麻婆麺を、子供たちは炒飯と餃子を注文した。今日は大将みずから中華鍋を握っての調理だった。

 この麻婆麺があとからくるいい辛さで美味しかったし、炒飯も餃子も食べ尽くして帰ったのだが、それ以上に付け合せのように出された人参や大根の浅漬けに感心した。

 私は漬物がそれほど好きという事もなく、このように定食だのについてくる漬物は残してしまうことが多々ある。それが麻婆麺を食べたあと頂くととてもさっぱりして箸が止まらなくなり、全部食べてしまった。名調子で味自慢をするだけのことはある店だった。

 で、最後に我が家と4人連れさんは、お土産をもらった。「団体客」だから故のサービスだったのかもしれないが、芥子高菜を「炒飯作るときとか、ちょっと入れて御覧」と言われて持たされて帰った。

 これが……とてもうまい。かなり辛いのだが、言われたように炒飯にちょっと入れるとか、ラーメンにちょっとのせるとかするととても良い。こういう鷹揚な気遣いが他の店が終焉を迎えるなか生き延びていく策のひとつなのかもしれない。

追記

 なお、近くの大森銀座の商店街にも「満福」という中華料理店があるが、多分全く関係ないと思われる。こちらは回転点心の店だったのが潰れたあとに入った店だったかとおもわれる、割と派手な店構えの中華屋である。

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