ビンテージ地球瓶

 年末の30日、家族で荏原町まで出た。子どもの散髪を barn 1st といういつも行く理髪店でやってもらい、伊豆屋酒店で年末年始のお酒を買い、スーパーオオゼキで買い物をしていった。北馬込の宗福寺前の駐車場にとめていた車まで歩いていて、お煎餅の河内家が閉店の貼り紙を出しているのに気がついた。2014年内で店を閉じることにしたらしい。ドアルというトルコから輸入した食料品を置いている店の隣。

 

 向かいにアワヤという小さなスーパーマーケットというかバラエティストアというか……という店があったが昨年の3月に閉めている。最近やっと改装されたとおもったら高齢者の介護施設が入ったところ。北馬込のこの辺りもバス通り沿いに店が並んでいるが時々この通り閉めるところが出ている。

 

「わがまちまごめ」という大田区の馬込特別出張所の出している1枚ものの地域紙があるのだが、何ヶ月か前に読んだ時に馬込の和菓子店を紹介しているなかに三河屋米菓店さんも入っていた。

 

大田区ホームページ:第94号(平成26年12月1日発行)

 

 上記リンクの94号の編集後記でこのように書かれているのを読んでいたので閉店されるのは驚かなかった。

 

 今号では、馬込の和菓子屋さんを訪ねました。どのお店にも自家製造の菓子がウィンドウに並び、見ているだけでも楽しくなってきます。ところで、訪問させていただいた三河屋米菓店ですが、後継者難からそろそろ店じまいを考えているとも伺いました。とても残念です。

 

 前述の、向かいにあったアワヤも後継ぎがいなかったっぽい閉店の様子だった。同じ通り沿いのまいばすけっとの向かいにあった床屋も一昨年の5月にあっという間に更地にされたが古い感じの店だったからこれも後継ぎもおられなかったのではないかと推測している。駅から微妙に離れた場所であることなども後継ぎが現れないことの理由のひとつなのかもしれない。

 

 三河屋さんは店内の商品はほぼなく、表に出ていたおかきをふた袋買って帰った。実は以前も三河屋さんでお菓子を買ったことはあったが、家内の評価がそれほどでもなかったのでその後寄ることがなかった。最後だけまた来るような客で誠に申し訳なかった。

 

 店内をみるとお菓子を入れる瓶に「地球ビンお譲りします」と貼り紙してあった。伺うと三千円で売ることにしている、という話しだった。あとで調べると新品は1万円以上するから決しておかしな値付けではないがちょっと手が出ず買わずにいた。でも丁度前を荏原町の方に歩いて向かっていたご夫婦らしい二人連れが地球瓶の貼り紙に気がついて話しているのが聞こえたのであるいは買われたかもしれない。

 

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