大田文化の森デビュー

 昨晩は大粒の雨が降り出していたが、今朝は気持ちよく晴れた。東邦大学付属医療センターの耳鼻咽喉科に、蓄膿症の診察を受けるのに、自転車で出かけた。

蓄膿

 クラリス錠とムコダイン錠を処方されて1ヶ月目の診察である。問診と、鼻腔に麻酔を噴霧して、スコープを突っ込んで喉を見てもらう、毎度私が苦手な診察を受ける。「匂いを嗅いで見るようにして下さい」と医師は仰るのだが、鼻に管が突っ込まれて喉まで達している状態になると、匂いを嗅ぐのはどんな感じだったか分からなくなってしまう。

 私の状況としては、こんな感じである。

  1. 鼻水はかむほども出ない
  2. 痰は常に少しづつ出ている感じ
  3. 咳は止まっているが、たまにひどく出ることがある。この1ヶ月で3度ほどあった

 これを評して、今副鼻腔から膿を押し出している状態なので、痰にしろ咳にしろ心配することはないです。ということだった。もう1ヶ月、同じ薬を処方される。

 また、「花粉症はないですか?」との質問。それで診察を受けたことはないが、花粉症のはず、と答えると、副鼻腔炎とも密接に関係がある場合もあるので、この際検査しておきましょう、といわれた。中央検査室に行って、アレルギー検査のため血液をとってもらう。検査費用が八千円くらいして、予想外に高くて会計で虚をつかれてしまったのが悲しかった。家内に話すと彼女の驚いていたが、こんなこともないと検査せんから、しておきなさい、ということになった。

 処方箋を馬込薬局南店に出したが、薬もそれなりの値段になるから、お金がどんどん出て行く。

大田文化の森

 馬込薬局に行く前に、大田文化の森に寄って行った。2階にある図書館目あてである。

 ここ数年、本を読まなくなっている。読む時間をとらなくなっていることもあるが、本を購入しなくなった。東京に来て家がちょっと狭くなり、本棚もなくなってしまった。引越しの際ダンボール箱に、どうしても手放せない本は入れてあり、都度引っ張り出して探さないといけない状況である。だから本も最低限しか買わない。

 これではいけないと、図書館を有効利用しようという気になった。

 本日手にしたのは2冊。新潮現代文学というシリーズの32、三島由紀夫で『金閣寺』と『春の雪』を収めてある分。三島由紀夫邸が近所にあることから、ここはひととおり三島由紀夫を読んでみたいという気になっていた。

新潮現代文学 32 三島由紀夫

新潮現代文学 32 三島由紀夫

 もう一冊はねじめ正一高円寺純情商店街』。ちょっと前に中野に出かけた時、隣駅にある高円寺の商店街が、この本のタイトルをそのまま掲げてあるのを知った。ただ実際に足は運んでおらず、先に本を読もうとおもった。

高円寺純情商店街 (新潮文庫)

高円寺純情商店街 (新潮文庫)

 カードを作ってこの2冊を借りて帰る。今本屋で売り上げ上位に上るような本は、ずっと貸し出し中で予約しないと借りられないと聞いていたが、端末で検索してみるとその通りだった。

お赤飯

 馬込薬局で家内から電話が入り、次男を連れて出かけていたのだがこちらに歩いてくるという。近くで落ち合う。

 そこへご近所のOさんから家内に電話。

 こちらの上の坊やが今年幼稚園に入園なのだが、そのお祝いにお赤飯をとったので、おすそ分け、と言われる。

 ちなみに、昨年うちの長男が幼稚園に入った時、お赤飯を差し入れて頂いている。

 ……ということは、今年はうちが差し入れなきゃいけなかったんじゃん! まぁ、下のお子さんが小さいので、幼稚園のための縫い物を家内が手伝ってあげたりしていたので、そのお礼に、と言われたのだが。

 結局お赤飯をありがたく頂くことになりました。まだ温かく、おいしかった。あまり赤飯は好きでないという家内もおいしいと言っていた。馬込銀座の和菓子屋さんの赤飯らしかった。