於吉奈我河考(中九兵衛氏著)

 一昨日帰宅したら、大き目の封筒で郵便が届いていた。差出人を確認すると、中九兵衛氏である。

 中九兵衛(なか・くへえ)氏は大阪在住の郷土史家で、「マチともの語り」で私が連載した『猫間川をさがせ』にコメントを頂いたことをきっかけに、やりとりをさせて頂いた。その縁で、新著を送って頂いたようなのだ。

 まだ読み始めたところなのだが、先にお礼の手紙を出させて頂いた。
 万葉集の中の歌に読み込まれた「息長川(おきなががわ)」という川があるのだが、従来近江の天野川である、というのが有力説だった。ところが近年、大阪を流れる今川(現在は平野川の支流)である、という説が最近唱えられるようになってきた。中氏はこれに更に対案を出された、というのがこの新著である。楽しみに読み出したところ。



 7月12日追記。この本は自費出版のようで、購入連絡先は下記になる。宣伝を。