セサミストリートから始まって

 この週末、旧三商大戦は滞りなく、怪我なく、終わったのだろうか。

 さてその日曜日だが、「魔弾戦記リュウケンドー」「轟轟戦隊ボウケンジャー」「仮面ライダーカブト」が終わったあと、ちょっと時間があいて、テレビ東京で「セサミストリート」がある。私などが子供の頃にみていたのと違い、ライセンスを取って日本で撮っているらしく、登場人物は日本語もしゃべる。そのセサミストリートを子供たちと見ていた。

 私が知っているキャラクターも健在だが、メインキャラクターになっている「エルモ」は、私が子供のころにはいなかった。でも子供たちはエルモによく反応する。

 その中で、名前の知らないけど多分「グローリー」というキャラクターが日本のお友達に会いに行く、というようなコーナーをやっていた。行き先は道場。お友達は女の子で、そこの道場で稽古をしている。

 女の子の道着に「A&P田口道場」と縫ってあったので、どこの道場かすぐに分かるだろうな、とおもっていたが、案の定埼玉県と足立区にある道場のことらしいと分かった。田口道場というのは師範のお名前からつけた名前で、経歴を読ませて頂くと小林保雄師範の元で稽古されてきた方である。小林師範は道場の組織運営が素晴らしい方で、国内外問わず広く道場を展開しておられる。「小林道場」と称しておられるから、田口師範もそれに習われたのだろうか。

 思い出したが、小林道場は「韓国合気道連盟」とも親交があると聞いていた。改めて調べたら、主導的な立場におられる尹(ユン)師範は小林保雄師範に学ばれた方と分かった。検索していたらこんな文章を発見。尹師範はハプキドーの経験もお持ちとのことなので、「合気道」のルーツを韓国にあると詐称する話について以前書き、まだ調べられていなかったところ、このような人物がおられることを知って足がかりを得たような気分になった。

 ただこの「日本館」のサイトでは、別の記事で心が暗くなった。岩間道場の近況は存じ上げなかったが、合気会はよくなっておらず、むしろ危機的状況が進行している。他の国の悪意に足元をみられるのも自業自得かもしれない。それでも我々は「合気道」を守らなくてはいけないのだが。