椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

巴投げ

 少し前に普段稽古しないような技といったら何があるだろう、と考えていて(そういえば巴投げってどっかで稽古したことがある)と思うに至った。

 それをどこで稽古したのかサッパリ思い出せないでいたのだが、数日前に突然思い出した。合気道では、なかった。

 大東流合気柔術の岡本正剛先生のビデオを VHS で持っていて、その中で巴投げをやってらしたのを真似して市大合気道部の稽古のあとでやってみたのだった。

 テープが VHS なので今見れないのだけれど、憶えている限りでいうと、両手を取られた状態で合気下げで相手を崩す。合気上げ、合気下げというのは大東流合気柔術では基本的な技術であるように聞いている。

 岡本正剛先生の合気下げの模範演武動画があった。

 合気下げで相手を崩した状態で相手の下に入り込んで足裏を相手の膝に合わせてしまい、自由を奪ってしまってそのまま背後に投げてしまうというような技であったかと記憶している。

 合気道ではまぁ稽古せんわなぁ、と思っていたのだが、植芝盛平翁先生の恐らくは一番古い演武映像である大阪朝日新聞社作成の『武道』の映像が見ていたら巴投げではないが、翁先生が座技で後ろから肩を取られるところごろんと寝っ転がって足で受けの、米川成美師範(最初「恐らくは若き日の白田林二郎師範」と書いていたが間違い)を投げ飛ばしておられるのに気がついた。下の動画の2:40辺り。『武道』の撮られた1935年というと翁先生はまだ武田惣角先生の代理教授のような立場でおられたから、合気道だとか、大東流だとかいう区別は難しいものなのだが。

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