ホテルモントレ山王解体工事のアスベスト対策報告を見てきた

 大森駅前の池上通り沿い、八景坂を大井町の方に上り切ったあたりにモントレというホテルがあったが、昨年末頃から解体に入っているのは見て知っていた。ジャーマン通りのどん突きのとこにあるホテル、という方が近所のひとには分かりやすいのだろうか。

 建てかえかとおもったら閉館・撤退であったらしい。大森海岸側にはホテルはいくつかあるが山王側はモントレしかなく、貴重といえば貴重な存在だったのだが利用者も少なかったのかもしれない。モントレの地下にはスポーツジムとプールがあって利用料が安かったような話があって、妻が行こうかどうしようかと言っていた時期もあった。地下にプールがあるようには見えないようなこじんまりとしたホテルだったが本業以外を模索する必要があったのかもしれない。

 ところで、ホテルモントレは内装にアスベストが使用されていたらしい。

 解体工事は長谷工コーポレーションが担当されているようだが、現場にそのアスベスト除去についての報告が掲示されている。

 アスベストというと既に解体が済んで新たに建物が立ちつつある旧トーヨーボールが思い出される。

 私はトーヨーボール解体中にも現場に行って長谷工コーポレーションが掲示されているような情報が出ていないか探したのだが、見つけることは出来なかった。もしかしたら敷地の向かいにあったらしい現場事務所の前に掲示されていたのかもしれないと思ったが、ついに確認せずに今に至っている。このような情報が掲示されていて、説明が為されていることを求めていたのだが、企業によってこうも対応が違うのだろうか。それとも同じ企業であっても、案件が変われば情報提供の内容も違うのだろうか。

 除去したあとの資材をどのようなルートで運び処理するかという行程も説明されている。ちなみに東日本大震災の瓦礫処理についてもこの精度で情報提供が行われていることを希望するがどうなのだろうか。

 アスベスト濃度の計算式についての説明。

 環境リサーチ社という第三者がアスベストの大気中濃度の検査に当たり報告書が出されている。