2019年大田区の区長選挙 選挙後におもうこと

  大田区の区長選挙は危惧していたような結果になった。詰まらないことだと内心慨嘆している。有権者数 599,370 名、有効投票総数 247,694 、無効投票総数 8,376 、投票率 42.72 %。低投票率もあって初回当選時の公約を破棄した現職が4選目。

 

  開票結果を見たのと同じようなタイミングで、下記 Twitter ポストのまとめを読んだ。

 

togetter.com

 

 そもそも親が選挙行かない、投票所聞いたら分からんって言われた

(上記より引用)

 

  おおもとになったポストを書いたイラストレーターさんが本当に初めて選挙に行った若者なのか確かめようもないのだけれど、書かれているような「親が選挙行かないん」という家庭はかなりの数いるのだろう。もしかしたら投票率が示しているように半数を超えているのかもしれない。

 

 自分は、それで良いとはやはり思っていなくて、国政にしろ大田区政にしろ今この瞬間、良い方に向かっていない、ならば自分たちの世代だけでなく、自分の子供たちも含めた若い世代のために少しでも良い方に向かうようにしたいものだという考えでいる。そのためには次の選挙が来るときにではなく、今既に準備が始まっていなければならないのだろう。当選者はある意味現職にあることで次の選挙への準備をしていると見ることもできて、それと同じレベルで活動をしていないと「投票所がどこか分からん」という区民には候補者として認識すらされないのだろう。大阪府大阪維新の会が当選者を出しているのを見ると……あの状態が良いとは私は全くおもわないのだが……当選できるだけの投票者に対して存在を認知させられている、とは言えるかもしれない。

 

 選挙期間になって、いろいろな人が応援演説に来ることが効果があるかと言うとそうでもなく、あるいはむしろ逆効果ですらあり得て、結構な割合の人としては(何か言っているけど共感はないな)で終わっていたのがこのたびの選挙での有様だったかもしれない。