ゴキブリの生態

 東京は南馬込に越してきて2年2ヶ月、初めて家の中でゴキブリを退治した。この個体は本日初めて目にしたのではなく、数日前にリビングの棚をよじ登っている大きいゴキブリ(クロゴキブリ、かな)を発見、叩き殺そうとしたが、取り逃がしていた。昨日は家内がその棚の上に置いてあるものを取ろうとしたら「黒いものが風のような速さで落ちていった」そうで、まだ居るのか、と思っていた。

 ゴキブリってそんなに一箇所に潜伏しているものなのだな、と感心したのだが、本日その棚の中を歩いているのをガラス越しに発見した。チラシを丸めてガラス戸を開けたところ、どうしたものが出てきてしまい、あえなく私に叩き殺された。

 思えば先日実家に十日間ほど帰っていたが、4匹ほど退治ていた。その経験が実ったといえる。父親が「そういえば、テレビでやってたが」というには「チャバネゴキブリは家の中に巣を作るが、大きなゴキブリは得てして普段は屋外に巣を持ち、過ごしている」そうである。ではなぜ屋内に侵入してくるのか、というと「水を飲むためだ」とその番組では言っていたという。

 本当かどうか調べても出ていないが、確かに最低限水があればかなり生き続けられるらしい、という記述があったのであながち間違ってはいないのかもしれない。実家に帰っていたころは観測史上最高気温を記録し続けていて雨などとんと降っていなかったので、「水、水…」という感じでいたのかもしれなかった。また、東京のうちの近所でもゴキブリはどちらかというと表で見かけることが多いような気がする。

 そう考えると、リビングの棚の上にはミリオン・バンブーが活けてある、直方体の花瓶がある。花瓶の水を狙っていたのかもしれない。そう考えて、入浴後風呂の戸は閉めて換気扇を回すことにし、床に落ちた水滴はふき取ることにしている。

 なお、少し前からゴキブリホイホイも仕掛けていたが、こちらでは同じ時期に幼虫が2匹、引っかかっていた。どうもベランダから入ってくるのかな。網戸が緩んでいるかもしれない。