次男と過ごす

「キッザニア」という施設が、豊洲の「ららぽーと」内にある。子供たちが仕事を体験し遊びながら学べる商業施設であり、テーマパークみたいなものであろうか。体験できる仕事については、実際の企業が人や物を提供している。現状国内では豊洲にしかないそうで、大層な人気で年内週末祝日のチケットは完売状態だそうだ。そのチケットを、大阪在住時代からの長男のお友達3人と一緒に取って、行くこととなっていた。うちともうひとりは関東に来ていて、あとの2人は大阪から遊びに来た。

 3歳の次男も行けないことはないが、各自お母さんと一緒に入場する、という前提でチケットを取っていたので、次男は休暇を取った私とお留守番ということになった。家内と長男が出かけるのに、泣くこと泣くこと。

 とはいえ昼食を取ったあと、私と次男も豊洲へ行ってもいいな、と思っていた。ただしこの日は作業場の用事をしないといけない状況となり、そのあとで出かけることとした。ところが次男は「おかあさんは〜!(段々泣きが入って)おかあさんとこいきたい〜!」となってきて、作業しながらなだめるのに苦労をした。

 16時くらいにやっと出かけようと表に出たが、先ほどまで「でんしゃでいく」と言っていたのが急に「ぶうぶうでいく!」になってしまった。どう言ってもクルマで行くと言ってきかないので、自動車で豊洲まで出かけた。このように言うことが二転三転するのは眠かったのだろうか、直前の月島付近で寝てしまい、駐車場に入ってから1時間くらいは昼寝をさせる。

 長男たちは21のキッザニア閉店までばっちり遊んだので、私と次男は同じ3階にある「フードサーカス」で夕食を取り、店内を見て回った。最近トイレ・トレーニングに入りながらなかなか成果がなかった次男だが、今日はトイレでおしっこをし、うんちが出る前後にちゃんと「うんちがでた」と申告することが出来て、なかなか立派なことだった。

 仲間はずれも可哀想だし、その割りにトイレがちゃんと出来た日だったので、絵本を買ってあげた。エリック・カールの「1.2.3 TO the ZOO」。「これはなに?」「ぞうさん」「何頭いますか?」「いち」「あれ、ここに小さいのがいるぞ」「あはは」というふうに一緒に読むと、喜んでいたようだった。

1, 2, 3 to the Zoo

1, 2, 3 to the Zoo

 家内に言われたが、「○○ちゃん(次男のこと)と一緒に外食なんか、初めてじゃない?」誠に、そうだった。なかなか貴重な一日。