山風

 8月7日に須佐(山口県萩市)に戻って来たのだが、実家でしきりに山の方から強い風が吹いてくるのに驚いた。実家は海にも近いから時間帯によっては海風が吹くはずだが(確か暖かい方から冷たい方に吹くので、日中が海から、夜が陸から吹く)、朝から晩までずうっと山から吹いていたりする。

 掃除するには家中風が吹き通ってよいのだが、布団干しで難儀している。天気はいいので布団を干したりすると、突風が吹いて軽い布団がいつの間にか吹っ飛ばされたりするのだ。壁のカレンダーなど思わぬものも吹っ飛んだりするので結局窓を開けておけず、物干し台でだけ重たいのを干したり、洗濯ばさみを駆使して軽いのを干したりしている。日が経つにつれてその異常さを感じるようになった。

 帰って以降どうしようもなく暑い日が続き、特にここ3日ほどはテレビニュースが騒ぎ立てる暑さが続いている。お盆時期だが、昼下がりはほとんどお参りに来られる方が無いのも肯ける状況である。どうもこの風がフェーン現象を起こしている主らしく、この風が暑さをもたらしていると思われる。

 本日は富山県八尾で37.2度、鳥取境で38.1度、米子で38.6度などと出ていたから、同じ山陰側に位置する須佐でも似たような温度の上がり方だったのではないかと思う。私は暑い時期も好きで、須佐の風景がじりじりと太陽に照りつけられているのも好ましく思っていたりする。もしお盆でなければ表を歩き回っているかもしれないが、子供を連れて行くとなると真剣に熱射病、日射病、脱水症状に注意が必要な状況である。なおうちの長男は家にいても自分で勝手に水を飲もうとするので、親の方がそれを目安に自分も水を飲んだりしている。

→「鳥取・米子で38・6度 21地点で気温過去最高」(中国新聞ニュース)

 東京や大阪では考えにくいが、須佐だと夜明け頃に寒いくらい涼しくなる日もあるのだが、そう思ってエアコンをタイマーにしていると、切れたあと暑くて結局もそもそ起き出さねばならないことになる。いっそずうっとつけておこうか、と環境や電力供給に良くないことになるが、これほど暑いとエアコンを切らす方が体に良くないような気もするので判断難しい。