大田区の選挙

 先日の都知事・都議選に続いて、選挙ポスターを張り出す板が大きなものに立て替えられ、区長選と区議選のポスターが貼りだされた。

 目をひいたのは民主党宇佐美登氏が区長選に立候補していること。また、現区長の後継者である助役さんと別に自民党が候補者を出していること。

→「区長選の構図(上) 大田、6氏で乱戦か」(asahi.com)

 大田区、というか東京四区では、前の衆議院議員選挙では小泉政権下新しい候補者が出てきて、結局この平将明氏が当選した。郵政民営化の対立候補ということでなく、この地区の前の自民党所属の議員が猥褻行為事件を起こしたあとだった。宇佐美氏は善戦するが時に勝てないリベラル派、いいこと言っているようだけど一般の人は分かりやすい人に行ってしまう、という損な役割を担ってきたようになっている。そんななか、区長選に立候補という選択はよろしいのではないかという気がする。松下政経塾出身の方なので、どれくらい新保守主義的傾向を持っているのかしら、と色眼鏡で見るが、どうなのだろうか。

 ポスターには、推薦人として中田宏横浜市長の名があった。この人も松下政経塾出身者だが、得意分野(ゴミの問題)からバランスよくやっておられるように傍からは見える。

 松下政経塾でこの辺りを見回すと、山田宏杉並区長も松下政経塾2期生。周りからは人物と見られている。実際、財政立て直しなどに辣腕を振るっているように見えるが、扶桑社の歴史教科書採択するところなんかはいかにも新保守主義っぽい。

 共産党は佐伯正隆氏という税理士さんを擁立していて、家内が演説している前を通ったらチラシを「是非勉強なさってみてください」との言葉とともに受取ったそうだ。本人、「何ぃ? 私に勉強せえだと?」とカチンとおもったのだそうで、言葉の使い方って難しいなぁ。