細かいマニフェスト比べを諦めた大田区民による2014年都知事選挙概説(偏りあり)
東京都知事選の選挙期間なので各候補者には目を向けている。昨日は珍しく自由な時間があって大田区と世田谷区を歩き回ったが選挙カーのようなものには会わなかった 。多分もっと人の集まる場所では演説などもされているのだろうが、候補者の比較などはメディアの仕事であってまちが静かなのは良いことである。
※「Yahoo!みんなの政治」にリンクを張っていたが既にサービス終了済み*2。
※「「脱原発」はほんとうに争点なのか――トリックアートとしての都知事選 | ポリタス - 「東京都知事選2014」を考える」にリンクを張っていたがページ無し*3。
1994年2月、それまで高い支持率を維持していた細川連立政権が、細川による「国民福祉税構想」の突然の発表と撤回を契機としてにわかに動揺を見せると、新生党代表幹事小沢一郎と内閣官房長官武村正義の対立が表面化。小沢方についた細川は武村の排除をねらい内閣改造を図るが、与党内に異論が相次ぎ実行できなかった。政権基盤が揺らぐ中、同年3月には細川が東京佐川急便から1億円の金を受け取っていたことが発覚。闇献金疑惑が浮上するに至り、野党自民党から連日追及されることになった。細川はこの金について、熊本市内の自宅の門・塀の修理のための借入金であり既に返済している、と釈明したが、その借用書がなく、また返済の証拠も示すことが出来なかった。このため国会は空転、内閣支持率も急落した。同年4月、細川はついに総理大臣を辞職。細川連立政権はわずか9か月の短命政権に終わった。国会が予算審議に入る前に予算案編成時の総理大臣が辞任するという極めて異例の事態となったが、細川本人が辞職したため、以後細川の不明朗な借入金疑惑もまた、追及されることはなかった。
東京佐川急便事件 - Wikipedia より引用、下線は椋が引いた
個人的には舛添氏は強権的なリーダーシップは取れるような印象があるが共感でもって人が動いてくれるようなマネジメントが出来るかというとそうではないのではないかと疑っている。今回も保守層を支持するひとの割合が多い中高年の投票率ばかりが高ければ選ばれるのかもしれないが。
宇都宮氏は原発廃止するという考えを細川氏が立候補する前から打ち出していただけでなく、身近な課題として求められる福祉、教育といったところにも関わってきた経験がある。共産党や社民党が支持を表明していることを揶揄する声はあるし、実際政策を維持できる人的ネットワークが構築できるかという課題はあるのだろう。ただ共感的なリーダーシップがとれて実務をこなす資質があるのは彼ではないかというのが私の評価となっている。
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*1:http://www3.nhk.or.jp/shutoken2/senkyo/ にリンクしていたが2020年6月の都知事選の際に確認したらページがなかった
*2:2020年6月の都知事選の際に確認。リンク http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1442/
*3:2020年6月の都知事選の際に確認。リンク http://politas.jp/articles/57