遠い祝杯

暫定税率復活で与党幹部が祝杯 日テレNEWS24

 上記で何が問題なのかといったら、増税に成功して高級料亭で祝杯とはけしからん、という素朴な感情よりも、与党はやはり国土交通省がこれまで道路特定財源を不正に使用してきた、という観点では見ず、このまま見過ごしていくつもりだという点にあるとおもう。

 町村信孝官房長官も通産省官僚から政治家になったひとだし、その父親町村金五氏も内務省警保局長や警視総監歴任者とのこと。内務省警保局とはつまり、戦時中の特高警察である。親の話だから余談だが。

 町村氏は官房長官としての記者会見で、暫定税率についての民主党の動きを赤字を先延ばしするものだとして批判し、政権担当能力を疑問視する発言をされたそうだが、誰か記者のなかにはでは今までの無駄をどのように回避するのか重ねて質問するものはいなかったのだろうか。