給油

 はなはだ注文通りながら、給油しに行ってきた。

 我が家は普段、中原街道の千束付近のキグナス石油のスタンドで給油することが多い。知る限りそこと、近くにあるジョモが付近では常に最安値であるようだからである。

 暫定税率復活の法案が通ったのですでにテレビニュースではいいネタができたということなのか嬉しそうにガソリン・スタンドからの中継をやっていたので、もしあまりに給油待ちの列が長かったら今日はやめておこうとおもっていた。行ってみたらタイミングがよかったのか数台しか並んでいなかったので、給油してきた。他のガソリン・スタンドでは、かなり長い列ができているのも見たのでラッキーだったかもしれない。

 さて衆議院で法案審議の際、民主党の議員など議長の会場入りを阻止しようとするなどしてもみあいになったらしい様子もテレビニュースで見た。何かしら反対するポーズを見せないと示しがつかないものなのかもしれないが、あまり意味はない。最終的に衆議院で再可決にかけられるルールであるならば、いかに与党や国土交通省官僚が国民に不利益を与えようとしているのか、ということを発信し続けることが重要である。

 道路特定財源が、国土交通省の人間によっていかに不正に使用されてきたのか、いまこそ指摘の手を緩めずにいないといけないのだが、国会で体張りました、で野党の政治家に満足されては困る。

 この間国会なり報道で指摘された問題がちょっと拾っただけでも沢山あり、「この道路が本当に必要なのか、本当にその地方に役に立つのか」という根本的な問題提起まで含めればさらに多数の問題がある。それについて、国土交通省からきちんと説明を尽くしたという案件は1件もない。

  1. 国土交通省職員の家賃補助を道路特定財源からしている(NIKKEI NET)
  2. 自民党の佐藤信秋参院議員が、国土交通省所管の51の法人などに天下った同省OBの役員73人から献金約500万円を受けた問題しんぶん赤旗
  3. 国土交通省所管の公益法人、国土技術研究センターの親睦団体(厚生会)が、同センターからの助成金を職員のゴルフコンペやダイビング、クルージングといった娯楽性が高い費用に充てていた可能性(NIKKEI NET)
  4. 国土交通省が公用車と工事用車両の運転手代や維持管理費などの委託費として平成18年度だけで道路特定財源から計81億円を支出、同省OBが多数天下りする企業3社が支出額の8割を受注している問題(MSN産経ニュース)

 道路特定財源一般財源化を唱えればそれでいいと、現与党が考えていたとしたらそれも考え違いをしている。上記のような財務上の不正をすべて行政組織に報告させ、弁済させたうえで最適な立法をするのが政治家の役割なのだが、それを隠蔽しようとしているに過ぎないからだ。