大森「紅山楼飯店」

 前の週末のことだが、夕食を外ですることにした。うちは中華料理好きで、よく子供らのリクエストが「ラーメンと、チャーハンと、ギョウザ」となることが多いのだが、今日もそうなった。

 餃子なら蒲田に行くか、それとも大森の「大連」に行くか、となったが、また違う店にもチャレンジしてみようかという話に自動車の中でなり、大森駅近くの「紅山楼飯店」に家族を連れて行った。コインパーキングは満車で、パーキングチケットでだいぶ離れたところにやっと駐車した。

「紅山楼飯店」は私だけ行ったことがある。東京にやって来る前、部屋探しをしていた時に、付き合って来てくれた父親と昼食を食べたことがあった。固焼きソバか、冷やし中華かを頼んだ記憶があったが、割と美味しかった。ビルの半地下のようなところにある狭い店なのだが、満足して店を出た記憶があった。既に2年半前のことだ。

 この半地下の店が、ジャーマン通りが池上通りにぶつかるT字路のところにあるため、自動車で来ると目に付く。家内が今までも気にしていたのだ。ちなみに家内はおいしい店を見つけることにおいては魔術的な能力がある。

 ちゃんぽんとラーメン、炒飯、餃子を頼んだが、餃子は子供たちのために追加注文をしたし、かないはちゃんぽんを気に入ったようだったのでやはり美味しい店なのだな、という家族の評価になった。サービスでカットしたグレープフルーツを出して頂いた。子供らはこれはすっぱ過ぎて口に合わなかったみたいだった。