銀ブラ

 という言葉が今「活きて」いるのかよく分からない。最近ご近所さんが、電力会社がオール電化にかこつけたイベント(陳健一さんが料理を教えてくれる)に参加したあと、坊やが「ぎんぶらみやげ!」と行ってマネケンのワッフルを持ってきたことがあったが、このご近所さんも九州ご出身だと聞いているので「銀ブラ」という言葉を現役として使っているのか、多少の可笑し味を持たせて言わせたのか微妙なところではある。

 我が家は私だけ銀座を歩くことがあったり、自動車で通りがかったりしたことはあるが、散策というに至ったことはなかった。きっかけがあって、電車で家族4人、出かけた。「きっかけ」というのが、家内の友人(山口在住)が新しい財布を買いたい、ルイ・ヴィトンのが良いが、家内が持っているオレンジ色と同じのがいい、ネットでは見つけられないので銀座の店舗にあれば、と家内に相談していたことである。

 昨日、羽田空港内の本屋さんで買った地図というのが下記なのだが、これが家内にも好評で早速携帯して行った。

Link link!Tokyo & Yokohama

Link link!Tokyo & Yokohama

  • 商店街やショッピングモールについて、店舗を詳細に表示した地図がある
  • 鉄道の出口の番号と、そこから店舗までの時間が記載されている
  • 主要な百貨店と入っているブランドが表になっている
  • 東京だけでなく、横浜まで範囲に入っている

 上記辺りが好評な理由。

 ルイ・ヴィトンは並木通り沿いにある店舗に行ったのだが、オレンジ色は現在生産をやめてしまっており、やめた色を再度復活させることはほとんどない、という話だったそうだ。それを聞いて友人も考え直すことにしたそうで、早々に店を出た。家内は子供たちが騒ぐし、高級そうな雰囲気に圧倒されるし、怖くて早く出たかったと後で言っていた。私など近年その辺り厚かましくなっていて、店が欲しい商品を置いてなかったんだから堂々と帰ればいいじゃん、などと言ったが、家内の方が正常な感覚だろうとはおもう。

 そのあと並木通りを銀座プランタンまで歩いて行った。よくテレビでスイーツが紹介される際、プランタンが良く出てくるので、という家内の要望だったのだが、行ってみたら地下食料品売り場は改装で閉鎖されていた。その代わり、この改装に伴ってか婦人ものの靴や鞄が安売りされているコーナーが1階にあり、2足3千いくらかという安さにそちらで買い物をすることになった。ここで丁度お昼どきだったので、同じく並木通り沿いにみつけた「鳥どり」という店で昼食を取った。私が鳥ひつまぶし御膳880円、家内が親子丼850円、どちらも100円増しで冷やしうどんをつけて子供に食べさせた。

 あとは松崎煎餅でだけ買い物をし、今日は間の悪い日のようなのでとっとと退散するに越したことはない、と話しながら帰った。帰ったら家内は、やはり子供連れで銀座に行くのはしんどい、新宿なんかの方が楽そうだ、と言っていたが確かにそう。駅で階段を登らないといけないのでバギーを抱えないといけないし、お店の中で子供たちはじっとしていないし。