子供が逆性過剰歯だと言われたら

 先日映画『ハンニバル・ライジング』のプロモーションで、レクター博士が登場する映画のあらすじや、年表などをパネルにしてあるのをビーナスフォートで見た。私は『羊たちの沈黙』も映画、小説とも未体験である。

 年表の中で、『羊たちの沈黙』で描かれたことごとのあと、レクター博士が多指症を治療している、という記述があった。映画には出てこないが、小説ではレクター博士は指が6本あったのだという。ちょっとミステリアスな印象だが、調べると現実に多指症というのは普通にあり、余分な指を切除して5本にしてしまうことが多いらしい。田舎だと隠すだろうし、周りが気づかないだけだろうか。

→「多指症 - Wikipedia

 さて、今日長男があけみこども歯科で診療だったが、過剰歯が見つかった、と聞いてレクター博士を思い出してしまった。私は次男が眠そうだったので、寝るまで抱きながら表を散歩していたので、あとであけみ先生の話を家内から聞いた。

 本日長男が見てもらっていたのは、虫歯になりかかっている奥歯と、あと2歳の時に折ってしまった上顎の前歯についてだった。この歯は大阪豊中在住時にビーバーこども歯科で治療してもらっており、成長が止まっているので周りの歯に比べて極端に短い。このまま永久歯に生え変わるまで置いていて良いのか、相談していたのだ。レントゲンを撮ったところ、この折れた歯の奥に「逆性の過剰歯」があるのが見つかったという。「逆性」というのは、上顎なのに上に向かって生えているということだ。

 Googleで検索したら、同じような経緯を書かれているのを見つけた。打った歯の奥にたまたま(?)過剰歯が見つかったところも、逆に生えているところまで一緒だ。

→「So-net blog:* Web Cafe 〜 ウェブ カフェ *:過剰歯

 永久歯が生えるのを阻害してしまったそうなので、結局手術で過剰歯を取られたと書かれている。

 更に検索すると、具体的な過剰歯の除去手術例を見つけてしまった。過剰歯は中心付近の発生が多く、男性の方が多いらしい。

→「正中過剰埋伏歯の抜歯

 写真が痛そうで……実際は麻酔の進歩などがあるので、腕のいい医師なら痛みを抑えられるのだろうが。

 それにしても長男がこの手術を受ける可能性がある、と知って遅れて父親の私の方が深夜ひとりでショックを受けてしまった。できれば除去せずに永久歯が正常に生えてくれればいいのだが。