子供の難聴

 7月23日のことだが、家内から長男の耳の聞こえについて相談された。

 以前から長男は呼びかけても返事をしなかったり、なんども「え? え?」と聞き返してきたりすることがあった。返事をしないときにはきつくしかりつけたりもしたのだが、どうも本当に聞こえていないように思える、というのである。

 ためしにそんなに広くない家の中の廊下の端に私と長男が立ち、もう片方の端に家内が居て「バンザイしてごらん!」などと言ってみると、全然頓珍漢な答えを返す。どうも本当に聞こえていないようだった。

 家内はそれを再確認してひどく落ち込んだようで、それを察してか長男は走っていって家内に抱きついたりして笑っている。長男はそういう風に場を和まそうとする性格が強い。

 それはさておき、調べてみると子供の難聴は決して珍しいものではないとすぐに分かった。難聴には、下記二種類があるらしい。

  • 伝音性の難聴 中耳炎などの影響で、音が伝わりにくくなって起きる
  • 感音性の難聴 年をとって耳が遠くなるなど、音をとらえる神経がうまく働かなくなる

 子供の難聴というのは前者で結構多く、早く気づいて治療するに越したことはない、ということらしい。折りしも長男は夏風邪で鼻水が出ていた。中耳炎は今回でていないが、まずは耳鼻咽喉科に連れて行くべし、とおもった。
 ただ、前に中耳炎を見てもらった耳鼻科はいまいち信頼がおけず、新たに探したりご近所さんの話を聞いたりした結果都営浅草線西馬込駅近くにある「あべ耳鼻咽喉科・アレルギー科」を選んだ。25日に家内が連れて行った。

 結果からいうと、やはり風邪の影響で耳に膿がたまっていたようで、明らかに鼓膜がうまく反応できていないのがすぐ分かったとのことだった。週二回のペースで通院し、今日家内が台風7号「メアリー」の影響での雨のなか連れて行ったところ完治を告げられたとのことだった。気がついたのが早かったためであろうから、家内の観察眼に頭が下がることである。