みこといか

 うちの夫婦の実家がある、山口県須佐で採れるイカを商標登録、つまりブランド化しようという話が、毎日新聞の地域ニュースに出ていた。登録商標は「男命いか」と書いて「みこといか」とよませるのだそうで、須佐男命から名前を頂いたのだろうが、ふつうそんな風に読めない。奇をてらい過ぎて、逆にインパクトに欠けるようにおもう。それはそれとして、須佐で食べるイカはうまい。そして、イカ釣り漁船が無数に漁に出ている様を浜から見ると、なんとも美しい。

 長男の幼稚園で、保育士さんとお母さんたちの懇親会があり、家内も参加して大森で食事を取ってきた。私と子供ふたりで食事をしたのだが、家内が用意してくれが麻婆豆腐とイカの刺身だった。あとで「このイカは須佐の?」と家内に聞いたら、「ここら辺でイカなんか買わないわよ」と返してきた。まぁ、それくらい須佐の魚は美味しいということだ。

 普段食べなれないものが苦手な長男は一口しか食べなかったが、好き嫌いの少ない次男は写真の半分ぐらいを平らげた。