佐藤正久議員に公開質問状

 先日取り上げた佐藤正久発言について、

→「佐藤正久発言の捉え方

 公開質問状が出された。提出者の中に、先日社民党から参議院選に立候補、落選していた杉浦ひとみ氏がおられる。

→「杉浦 ひとみの瞳 ・佐藤発言への質問状提出の記者会見報告

→「佐藤正久議員への公開質問状
 「小泉純一郎前総理大臣への公開質問状
 「安部晋三首相への要望書

 上記の通り記者会見もあったので、若干はマス・メディアにも載ってはいる。

→「「駆け付け警護は違憲」 ひげの隊長に公開質問状 」(時事通信)
 「イラク派遣:元陸自のヒゲ隊長、佐藤参院議員に質問状−国会:MSN毎日インタラクティブ

 私は新聞を取っていないので、紙媒体で新聞として記事が配信されているのかは知らない。テレビでも取り上げられたのは見ていない。当初から懸念したように、余り取り上げられずに時間が過ぎそうに感じられるが、少なくともネット上では自分たちの手が届くのだから継続して問題視して書きたい。

 前にも書いた通り、この公開質問状に回答が無かったり、ふやけた内容の回答があったりすれば、自民党はどんなに耳障り良く言い繕っても、憲法なり自衛隊法を前例を作ることでなし崩しに改めていくことを是としているという証拠として取っておけばよい。それを次に国政選挙がある時まで覚えておくのだ。

 先の文章には、「情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)」さんから引用のうえトラックバックを頂いた。内容は、私が先の文書を書いた動機(これは放っておいたらまずい)と一致する。

→「ブロガーは連帯する!〜マスメディアは連帯できないのか?:佐藤正久発言への対応

 他に参考した文章は多いが、シバレイさんの文章は取材現場からのものとして説得力があり、毎度のことながら参考にさせて頂いた。






 だが一方で、佐藤発言がどこまで本気のものなのか、疑問な点もある。佐藤氏がサマワでの任務についていた04年1月から8月の間、オランダ軍は死亡者も出す激しい衝突をサドル師派民兵との間で繰り返していた。それにも関わらず、佐藤氏の勇ましい言動とは裏腹に、彼の指揮下にある自衛隊員がオランダ軍兵士と「共闘」する場面は最後までなかった。だから、今回の発言も「パフォーマンス屋のリップサービス」と言う部分もあったのではないか、と私は観ている。

→「民主主義にケンカを売った「ヒゲの隊長」の問題発言」(シバレイのたたかう!ジャーナリスト宣言。)