春の運動会

 朝、長男を西馬込のあべ耳鼻科に連れて行った。長男も歩いていける距離なのだが、「すわっていく」とベビーカーを希望してくる。どういう気分の違いなのか、黙って手をつないで歩いていく時と、このように甘えて来る時がある。あれこれ言わず、次男のバギーに長男を乗せて出かけた。

 中耳炎と、中耳炎に付随する聞こえの悪さは治ったとの診断で、薬も終わった。ひと安心で家内に電話すると、ドラッグストアで買い物をしてきて欲しいというリクエスト。この時点でまだ10時までちょっとあり、店が開いていなかったのでファミリーマートで時間をつぶしたのち、ドラッグストアに寄る。更についでに、「ブーランジェリー イチ」にも寄ってきた。現在のところ、東京に来て一番おいしいパン屋さんの地位を我が家で得ている店である(写真は10時の開店直前のお店)。

 さて、最近運動会というのは必ずしも秋ではなく、馬込近辺の小学校では一斉に運動会と聞いていた。長男が、この運動会を見に行ってみたい、というので西馬込から一番近い梅田小学校に連れて行った。すばらしい運動会日和である。人出も多い。

 長男は校門の前で、パンを食べたいと言い出したので、チョコチップを練りこんだパンをひとつ、持たせた。バギーに座って食べながら、校庭を一周する。パンはあっという間に食べてしまった。長男は市販のパンなど良く食べ残す。「ポケモンパン」などよく買わされるが、おまけについているシールばかり集めてパンは残すので、しまいには家内が腹をたててしまうのだが、ようはおいしくないのだろうな、と変に納得してしまう。

 長男はいっとき飼育小屋のあひるや亀を飽かずに見ていた。その後バギーに乗せて歩き出し、貴船坂上から坂を下り、汐見坂上まで上り、道に迷ってまた貴船坂上まで戻ったりして炎天下散歩をした。その後見慣れた桜並木通りに戻り、鐙坂を通って帰った。

 家内が長男には日焼け止めクリームを塗っていたので良かったが、私の腕は夜真っ赤に日焼けしていた。