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椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

太田神社の例大祭

まち

 太田神社は大田区中央にある神社。大森山王や馬込からみると池上本門寺の方に行ったところにあり実は長いこと私にとっては前を素通りするお宮さんだった。境内が丘の上にあって参道の急な階段を登って初めて参詣できるような場所だったのでその労をとることがなかっただけのことなのだが一昨年に狛犬を見て回るようになり何度かお参りしていた。以下をご参照のこと。

 

入新井及び馬込は子供達を大事にするまちであるという仮説 ── 狛犬の観察から - 椋箚記 入新井及び馬込は子供達を大事にするまちであるという仮説 ── 狛犬の観察から - 椋箚記

 

 ところで太田神社の御祭礼にまだ行ったことがなかった。これも馬込からちょっと離れているからというだけのことだが、この度はポスターをみたりして覚えていたのと、長男の友達が子ども神輿をかつぐらしくママ友情報が入ってきていたのとで、5月18日の日曜日の午後、合気道の稽古を終えてから長男を連れて祭りをみに行ってきた。

 

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 残念ながら子ども神輿は前日の土曜日だったようで長男はそれほど面白そうではなかったのだが私は神輿の渡御を興味津々でながめさせていただいた。ママ友情報によれば地元市野倉睦の方々に限らず担ぎ手が集まってきていたのでこの辺りの急峻な山坂もものともせず神輿がいくのが見事だったという。

 

 私が眺めたのは平かなところをゆくところだったが曲がり角で神官さんが榊と紙吹雪で清めてから神輿がゆくところをいっとき眺めていった。長男には御清めの場にいたからきっといいことがあるやろう、と言っておいた。

 

 神輿に参加しないとなるとあと子どもにとっての祭りの楽しみといえば屋台ぐらいなもので、階段を登って本殿に参拝したあと、参道の鉄砲打ちゲームを物欲しそうに眺めたあとチキンステーキを買って鳥居の隣にある中央六丁目宮下児童公園で食べて帰った。

 

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子供よりこちらが興味を持たざるを得なかった「男のロマン

 

  氏子の家々の門前には「御祭禮」の提灯が飾ってある。提灯は同じでも一緒に飾る造花は馬込とは違うようで興味深くみていた。中には菖蒲の花を飾っておられるお宅もあった。

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 私は長州に出自がある人間だが関西及び博多で育ったので、祭りに主体的に参加する、ということをしてこなかった。豊中上新田に居た時に新田南小学校で開催していた地元の方々主催の「千の里 新田南夏祭り」のお手伝いを何年かやらせてもらったのだが「やってみたい」という積年のおもいの現れだったろうか。その後はまた家族の時間を最優先するようになっている。

 

 そういう他所者な人間が神輿を担いでおられるのをみているとただ楽しそうだが、実際はその準備から後始末まで多大な時間と労力を費やしてあの時間がある。このたび太田神社や市野倉睦のサイトを改めて読んでいて決して平坦な道のりで今日があるのではなく普段からの地道な活動で理解を得て来たことを知った。

 

結成当時は、市野倉睦に対して、また宮神輿渡御に否定的な意見も多く、前途多難でしたが、神社境内の草むしりや神社・町会の各行事への奉仕を経て、徐々に理解され、二之宮新調や一之宮大修営、市野倉北町会子供神輿新調に至り、現在では神社・町会・睦会が一体となって例大祭を活性化させています。 

  市野倉睦 より

 

 それぞれの睦の半纏を来て祭りに出ているのは粋だけれど、普段から自分のまちのために半纏を来て活動していて初めて祭りが認められるということなのだろう。それを知ると賑やかな祭りをみても感じる所が違ってくるような気がした。

 

 公式にアップロードされている今年の太田神社例大祭の神輿渡御の様子

どこか見慣れたところに来た……と思ったら馬込の川端龍子記念館から桜並木の方まで巡行されている

 

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