ジミーちゃんの絵

 一昨日銀座に行ったばかりのところ、次男の風邪も治ったようなので今度は家族で銀座に行ってきた。

 目的はジミーちゃんの個展である。また個展だ。三越で本日まであった。

 ジミー大西(画家としては大西秀明、長年「明石家電視台」などでみさせてもらっているので敢えて「ジミーちゃん」と表記させて頂く)さんの絵が見に行きたいというのは、実は家内のまえからの希望だった。本当は一昨日にまとめて行こうとしたのだが、2日に分かれてしまった。

 会場である三越の8階に行ったらすごい待ち行列で、行列の末尾は階段を下りて5階あたり、40分ほど待ち時間があるという。ちょうど次男がバギーに座って寝てしまっていたので、家内と長男が列に並び、わたしは8階の売り場をぐるぐる歩き回って待っていた。三越さんも最初から1階で案内されればよろしいのに。

 入り口にジミーちゃんのあいさつ文が掲げられており、そこにご自分でも書かれていたが、彼はちゃんと絵の勉強をしたわけではないのでデッサンなんかは素人の私が見ても上手とはいえない。だから絵の価値としてどうなのだろうとおもってしまうが、あいさつでは「やりたいことがたくさんあるから、いまさら勉強しようとはおもわない」というようなことが書かれていた。それはそれで潔いように感じた。

 ジミーちゃんの絵がひとびとを魅了するのはその色彩で、家内にとってもその色彩が魅力らしい。絵の構成なんか見てどうだろう、と思うところがあるのだけれど、細密に書き込まれた絵には確かにぐらっとくるものもあった。その絵の出来(私がみて、というだけのことだけれど)までもジミーちゃんの絵の魅力なのかもしれない。

まっ白 ジミー大西画集

まっ白 ジミー大西画集

 後半次男が起きてしまい、激しく泣き出したので(次男は4歳だが眠いときなど機嫌の悪さがひどい。声もでかい)急ぎ足で視ることになったのが残念だった。

 出口のところの販売コーナーでは、版画を25万くらいで2枚売っていた。家内と私が両方気に入る版画があったら間違って買ってしまったかもしれないが、我が家の財政に幸いなことにピンとくる絵でなかったので家内は大きなハンカチにジミーちゃんの桜をモチーフにした絵をプリントしたものを購入した。ちゃんとフレームを買って飾りたいというので、これからポスターフレーム探しである。長男は別の絵をランチョンマットにプリントしたものを離さなくなったとのことで、これも購入した。

 銀座など珍しいので、木村家でパンを買って帰った。