ブックオフ大森店の1階

 午後子供たちを電動自転車に乗せて大森駅前の「ブックオフ」へ行って来た。

 東京に越してきた時にじゃっかん部屋が狭くなり、元々ぼろぼろになっていた本棚を廃棄した。私の書物はダンボール箱に入れて押入れに入ったのだが、家内が片付かないとため息をつくので定期的に見直して要らないと判断した本はブックオフに持っていくようにしている。ほんの何冊かだが、持っていった。大森の「ブックオフ」は地下に駐輪場があるので自転車なら行きやすい。

 先日一度来ているのだが、1階の棚ぞろえがまったく変わってしまっていたのに驚いた。マンガとゲームのみになって、一般書籍やCD、DVDの類は2階と3階に移動していた。

 混んでいたので待っている間子供たちはポケモンのゲームの本などを立ち読みして待ったが、客は多かった。土地柄によっても変わるのだろうが、お客を呼ぶにはマンガやゲームを押し出さないといけない時代なのだろう。

 先日芥川賞と直木賞が発表されていたけど、それが本の売り上げランキングにそんなに影響していないっぽい。

 それを、なんだかな、と思うわけじゃなくて、本を読むひとはまだたくさん居て、その好みが果てしなく細分化していっているに過ぎないんじゃないかなという気がしている。今までの本屋さんには辛い時代になったのかもしれないがそれは読者にはあまり関係がなくて、安くて面白い、質の高い本が読めればそれで良いのではないかという気がしている。

 そのあと大森海岸側のドコモショップに寄ったが、全然順番が回ってこないのであきらめて帰ってきた。「かえらない!」という子供たちと大喧嘩をしてからなんとか自転車に乗せていった。