口の横が切れて痛いやつの治し方
正しくは口角炎、という。
自分が子どもの頃口の横が切れていると母親から「胃が悪いんじゃないの」と言われたもので、最近まで自分も内臓の不調の現れだと思っていた。11月の初め頃から次男がなってしまい歯の仕上げ磨きをする時など痛がるので調べてみるとそんな単純なものではないと分かってきた。
真菌(主にカンディダと呼ばれる真菌類)が皮膚を刺激してかぶれを生じるのが主因と考えられている。 誘因として最も重要なのが、ビタミン欠乏(B2・B6)である。また、ステロイド剤などの薬剤の濫用が誘因になることもある。 カンジダは不完全菌に属する酵母の代表的なものであり、もともと口腔内やその他の体表に存在している菌、いわゆる常在菌で、健康な人体は免疫により過度の増殖を防いでいるが、体調の悪化などで免疫力が落ちると繁殖して日和見感染を起こすことがある。
カンジダ菌で日和見感染というと後天性免疫不全症候群、つまり AIDS を思い浮かべる。特別なことのように想像していたが、日和見感染自体はこのように身近にもあることらしい。
引き続き治療法を調べた。原因が完全に特定しきれないものである以上、絶対的な方法があるというわけでもないようなのだがこちらにある方法を参考にさせてもらうことにした。
CTBNL (Column To Be Named Later) : 自分の口角炎も治せない「藪」 - livedoor Blog(ブログ)
上記で説明されている3ステップの手順を自分なりに咀嚼して下記のようにしてみた。ひとつの実例として共有する。
1) 口周囲をよく洗う
→ 通常の石鹸で良いと書いてあったが「抗真菌」というとうちにはこれがある。
少し前に水虫の予防に多大な功績があると紹介した、持田ヘルスケアの抗真菌効果のある液体石鹸。次男に風呂でこの液体石鹸を使って口の周りをよく洗うよう言い含めた。
2) 洗ったあと口周囲をよく乾燥させる
→ これもよく拭いて、ティッシュでよく水気を取るように言った。どうもそこまではやっていなかったようだが……
3) 口周囲に抗真菌剤を塗ったあとワセリンを塗布する
→ 近所のどらっぐぱぱすに行って探したらワセリンの入った口角炎や口唇炎の塗り薬があったので購入。寝る前につけるようにした。
対処を始めた当初は口の両側が切れていた次男だが、左側は数日で治った。これはもともと治りつつあったところだったのかもしれない。その後液体石鹸で洗ったり薬を塗ったりをやったりやらなかったりだったので1週間経ってもまだ右は治りきっていなかった。
11月16日時点、液体石鹸での洗浄と薬の塗布を始めて1週間は過ぎているがまだ治っていない
再度毎日やるように言う。私が帰宅が遅いもので都度見てやれない。自分で忘れずにやるようにできる歳になっているので、自分のことは自分でやるようにさせた。その後1週間後で完全に治った。
どれが効果があったのか定かではないが、おそらくは液体石鹸の抗真菌作用も、薬の作用もそれぞれ効いていたのだろうと感じている。真面目に毎日やればもう少し早く治ったのではないだろうか。
11月22日時点、完治