とびひ

 数日前から長男の鼻の穴のところに傷が出来てがさがさになり、皮膚が白いかさぶたになってはがれたりしていた。家内が気にして、今朝幼稚園に行く前に病院に見せることにした。

 家内が朝「小児科に行くのがいい? 耳鼻科に行くのがいい?」と聞くので、あべ耳鼻科がいいんじゃないか、と答えた。鼻に出来ているのと、アレルギー皮膚炎をちょっと疑っていて、あべ耳鼻咽喉科がアレルギー科も兼ねていたからである。

 昼ごろ家内からメールがあり、「とびひ」だと言われたとのことだった。懐かしい病名に、どんな症状だったかとっさに思い出せない。調べると、正式名称「伝染性膿痂疹」、自分でも周りにも非常に写りやすい皮膚炎だ。長男の場合はおそらく「水泡性膿痂疹」に分類されるもので、夏場に子供がよくかかる、黄色ブドウ球菌の出す毒素によるものだろう。

 その後電話したら、医師には幼稚園は行っても大丈夫、と言われたそうで、今日も長男は遅れてだが幼稚園に行った。もうすぐプールが始まるが、さすがに完治まではプールは駄目だろう、と話す。長男を幼稚園に送って行ったあと、家内は次男の首のあれがひどくなり、皮がむけた状態になっているのも「とびひ」ではないかと思い、別途小児科に連れて行ったとのことだった。次男は「とびひ」にはまだなっていないと判断され、汗疹がひどくなった状態ということで薬をもらってきた。

とびひ」は子供が鼻をほじることで、鼻から発して同じ指で引っかいたりすることで体中に回ることもあるらしい。長男も鼻をよくほじるのである。当面我慢するように言い聞かせ、よく手を洗うよう気をつけることにする。

→「皮膚科Q&A:第13回:とびひ」(日本皮膚科学会)