巡回カード

 ある日、家内が子供を連れて帰宅すると、制服の警官が巡回に来ていたのだという。そして、「巡回カード」を書いて頂けませんか、と用紙を置いていかれた。

 結果からいうと、私が記入して、家族で馬込南台の交番まで持って行った。記入前にもうちょっと調べてから書けばいいとも思ったのだが、結局先に持っていってしまった。実は近所の治安について交番に相談しておきたいことがあり、それを話しに行くきっかけにしたかったのだ。

 さて、巡回カードは住所や家族構成、勤務先、自動車や自転車の情報、近所の不審者情報などが記入できるようになっている、裏表一枚の緑色のA4用紙の厚紙である。こういった情報は、住民票などと重複するが、警視庁がこの情報を参照できる訳ではない。よって、交番でこういった情報を収集する、ということらしい。

 提出後、ネットで調べると、やはり悪評が若干見える。個人情報について厳しくなっている昨今、嫌な感じを受けるひとが多いのは当然であろう。

→「個人情報の使われ方 プライバシー・クライシス」(阿修羅)
 「【2601】警察の巡回カードの隠れた目的は・・・

 なるほど、書かれた内容より、提出拒否で目をつけられる、か。

 私など警官の曾孫になるから、それほど警察に信頼感もないが(曽祖父には直接会っていないが、身内となるとつい低く評価してしまう)、仲良くしておきましょう、という考えを持っている。だから、まぁあれくらい書いて提出してもよかったか、と判断した。でも、土地によっては提出するけど情報をなるべくちょっとしか書かないでおこうとか、そういう考えをしてしまう場面もありそうだ。