次男と一日

 朝、次男が抱っこをせがんでくるので抱き上げると、どうも熱いような気がした。体温を計ると38.5℃。どうも子供たちは週代わりに交代で熱を出している。繰り返し書くが、幼稚園に行きだすとこうも風邪をひくのか、と感心する。もう1年経てば、長男の方はだいぶ慣れてくるのだろうが。

 そのあと次男は寝てしまい、二人で枕を並べて昼寝となった。おきてもまだ38.5℃。昨日は長男が幼稚園で同じ組の子供たちが4家族来て下さり、大騒ぎだったらしいが、その時に、明日は来て下さったうちのIさんちに、今度はうちから遊びに行こうか、ということになっていて、昼食後家内と長男は出かけた。暖かい風が吹く、よく晴れた日である。

 次男はどうもぼうっとしてきたようなので熱を計ると今度は40.3℃ある。家内が出かけたあとだったのでさすがに少し、慌てた。何度も署名を出すが、私は野口晴哉という方の『風邪の効用』という書物の、「風邪とは病気ではなく、調整機能の発露である」という発想を風邪についての知識の根本に置くようにしている。ただ知識のうえだけのことで、現実に1歳10ヶ月の子供が40℃以上熱を出すと、どうしよう、と思ってしまうので、なんとも情けない。

風邪の効用 (ちくま文庫)

風邪の効用 (ちくま文庫)


 思わずネット上の情報なども改めて見たが、そんなに慌てるな、体が熱いようなら過ごし易いように冷やしてやればいい、と書いてあるのを見てはじめて「うん、そうだな」と思ったりするのがなお情けない。次男は午前中にかかりつけのすずきクリニックに連れて行っていたのだが、頂いた薬で眠いのか、また寝てしまった。冷凍庫で冷やして使う、パックになったやつをタオルで巻いて、頭や脇を冷やしてやっていた。

 幸い40℃以下に熱は下がったがまだしんどそうである。食欲はあり、薬のせいかまたすぐねてしまった。寝る前に「はらぺこあおむし」と「おさるのジョージパンケーキを作る」を読んでやると、座って聞いているのだが、そのうちうつらうつらして目が閉じてしまう。寝転ぶようにいうと、いや、というのだが、2冊を読み終えて抱いて横にしてやると、一瞬だけ嫌がって、すぐに寝てしまった。

はらぺこあおむし

はらぺこあおむし

おさるのジョージパンケーキをつくる

おさるのジョージパンケーキをつくる