椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

南方熊楠

 たまたま和歌山出身らしい人物に興味を持っていて、あれこれ調べているうちに、久しぶりに中沢新一さんが出された「南方熊楠コレクション」という、文庫で出ているシリーズから一冊を棚から引っ張りだして、読み出した。

南方熊楠コレクション〈第2巻〉南方民俗学 (河出文庫)

 和歌山に人物といってまず思い出すのは植芝盛平先生。合気道の開祖で、私など合気道を稽古するものは「大先生(あるいは翁先生、おおせんせいとよむ)」と呼ぶ方である。次に南方熊楠、あとは雑賀孫市、徳川吉宗などを思い出す。枠にはまらない人物を輩出している土地である。

 この本は結構厚くて持ち歩くと重くて難儀するが、かばんに入れて持ち歩いている。今日は日帰りで大阪だったので、行きの飛行機、帰りの新幹線のなかで居眠りしながらも呼んでいた。

 最初に南方熊楠の著書を読んだときは(多分小学校高学年か中学校時代)あまりにも話しがあっちに行きこっちに行きするのでついていけず、最後まで読み通せなかった記憶がある。多分東洋文庫で出ている『十二支考』だったかとおもう。

十二支考〈上〉 (岩波文庫)

 改めて『南方民俗学』を読んでみて、やはり途中で話がすごいスピードで脱線していくのには閉口しながら、面白さが分かってくる気がした。その話の展開のスピードはある種のブログの文章を思わせるもので、もし熊楠先生がブログなんてツールを知っていたら、更に膨大な文章を残してくださったような気がする。

 このシリーズも十年以上前に出たものだが、まだ購入可能なようだ。全部そろえていないので、時間をかけて改めて読んでみたくなった。

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