指導者講習会での小手返し
昨日2月10日(日)の大田区合気道会の稽古で、私と同じく1週間前の東京都合気道指導者講習会に参加された方から「大澤先生の小手返しの説明がどうだったか覚えておられますか?」と尋ねられた。その場でごく一部しか思い出せなかったのだが、午後に荏原町まで散歩の道すがら、ほぼ思い出したように思うのでここにメモしておく。大田区合気道会に限らず、指導者講習会に参加された方で間違いを見つけられた方がおられたらご指摘賜りたい。
当日稽古した小手返しは3通り稽古したと記憶している。
1. 逆半身片手取りからの小手返し
2. 逆半身からの突きの小手返し …… 入り身のみ
3. 逆半身からの突きの小手返し …… 転換して
以下個別にもう少し詳しく書かせて頂く。
1. 逆半身片手取りからの小手返し
この稽古の時、片手取りからは線を外して下から小手を取る形の方が自然だと断った上で、ここでは敢えて突きの小手返しと同様の形で稽古をします、と説明された。転換しつつ相手の持ち手を切り、相手の裏に崩して小手返しにする方法。確かに流れで手を取らせる前に崩してしまう形ならばこの稽古で良いが、がっちり持たせたところからだと大澤師範の仰るようにすぐに小手を取る方が早い。この辺り動画がないので分かりにくいかもしれないが、文章で書くと上記のような感じ。
2. 逆半身からの突きの小手返し …… 入り身のみ
相半身からの突きの小手返しは稽古されなかったというのが私の記憶。というのは、相半身だと転換して相手を崩すのが自然だが、大澤師範は敢えて入り身だけの崩しと転換までしてしまう崩しの両方を稽古されたのを覚えているから。
ちなみにこの辺りの技を説明されている動画が共有されていないか探したところ、突きの捌きについてほぼ同じ説明をされている動画があったので下に引用させて頂いた。2010年だろうか、ベルギーでの講習会におけるものであるらしい。
ここで大澤師範が見せておられるように、相手に近いほうの手で突きを払う捌きを前提にされていた。最初はそこから後ろの足が相手の裏に一歩入るだけの捌き、つまり入り身のみ。