自転車のライト

 地震の最中、一息入れる的なお話し。

 この冬になって、自転車のライトがギャーギャー酷い音を立てるようになっていた。よくある、タイヤの回転でもって発電するライトのこと。

 気になっていたが、とりあえず灯は点くのでそのままにしていたのだが、数日前から点かなくなったことに気がついて、見せにいった。

 自転車屋さんというのも、信頼できるかどうか微妙な場合がある。私は普段荏原町駅を使うことが多く、駅のそばに大きな自転車やさんがある。この自転車やさんは使ったことがなく、信頼できるのかどうかすらもよく分からないのだが、なんとなく敷居が高く感じて、結局今日も店の前を素通りしてしまった。

 で、行ったのは馬込銀座から東馬込に入った商店街の中にある「サイクルショップいいあい」で、自転車本体など大きな買い物をここでしたことがないのが誠に心苦しいのだが、子ども達のヘルメットなどの備品を買ったり、修理をお願いしに行った事は何度もあり、信頼感を持っている店。

 ライトを見てもらった際に自分でも見てビックリしたのが、ライトの後のところに黒い煤みたいなものがびっしりついている。つまり、タイヤが発電機と当たって削れてしまっている。

「うーん、もしかしたらタイヤも結構磨耗しているかも……でも、まだもっているからとりあえずこのままにして、ライトだけもっと摩擦が軽くて点くものに交換しましょう」と言って下さった。

 2000円するのがLEDライト、1500円くらいのが今と同じような電球を使ったライト。LEDだったら玉切れはないから……ということで、吹田のくわはら自転車で買って以来7、8年は経ている自転車に釣り合うかしらと思いながら付け替えてもらった。

ライトをとりかえてもらう

 ちなみに鍵のかかり具合がカタいのでそちらも見て頂いたが、油を挿すだけで直ってしまった。それでもライトの付け替え代2000円のみで完了。

 ライトが具合良くなったのに浮かれて、馬込銀座にある第一京浜浴場の煙突が先の大地震の時にぽっきり折れている事にも気づかずに帰っていった。