黄門様の交通安全啓発ビデオ

 運転免許の更新に、鮫洲の運転免許試験場へ行ってきた。朝は長男の幼稚園の見送りをし、家内が用事で出かけたので、昼前になった。幼稚園の送迎バスを待っている時に雨が降り出して、あいにくの天気。だが、ナビタイムが示す通り大井町から傘をさして歩いて行く。今朝から喉に痛みがあり、風邪らしい。

 出かける前家内が、「最近の講習で見せられるビデオは黄門様と原田龍二が出るらしいよ。見て思わず涙するひとも居ってらしいよ」と教えてくれた。

 いまいちイメージできずに居たが、実際に講習を受けると確かに黄門様と原田龍二だった。ちなみに私は前の更新から2回検挙されているようで、2時間講習コースだった。2回検挙、あるいは3点以上の違反があるとこのコースに入るのだが、一度高速道路で岡山県警にとっつかまったことがあり、どちらにせよ今回はこのコースだったらしい。

 その講習の後半に、27分のビデオを見る。すると、里見浩太朗さんがが元新聞記者、原田龍二さんが飲酒運転で死亡事故を起こしてしまう電気工、という配役のドラマ仕立てになっていた。まぁ、火サスを撮る力の入れ方で撮ってあるから、それなりに見てしまう。これぐらいすれば、ちっとは飲酒運転も減るのかもしれない。

 実際飲酒運転について刑罰が厳しくなったことは散々説明された。危険運転致死罪についても何度か言及があった。

→「飲酒運転の罰則等:警視庁
 「危険運転致死傷罪でまた懲役20年の判決」(個人的に気になること カー助のひとりごと

 ならば、福岡で一家を殺した市職員や、埼玉で園児を死傷させた事例がまだ認められずにいることはどうお考えか、聞いてみたい気もしたが行政現場のひとにそんなこと聞いても仕様がないわな、とおもった。

 あと、交番の前に毎日交通事故による死傷者の数が出されているが、これの内訳の話を興味を持って聞いた。そんなにしょっちゅう車をぶつけているのか、と思う数が出ているが、圧倒的に多いのは高齢者が信号も横断歩道も無いようなところを渡ろうとしてはねられる、という例らしい。あと、自動車の事故はそんなに多くなく、バイクの事故が多い。自転車の事故も多い、ということらしかった。


 
 運転免許試験センタの向かいの店では、改装か、閉店か、分からないが工事をしていた。こういった店は大阪でも古川橋のセンター近所にあるが、使ったことがなく、どんな時に使うのかもよく分からない。資格によっては必要なのだろうか。そういう業種も斜陽なのではなかろうかと思いながら歩いた。

 このあとは東邦大学医療センターに行き、CTスキャンで頭の断面(副鼻腔を見る)を撮ってもらう検査を受けた。折角ながく薬を飲んで蓄膿症の治療に勤しんでいたのに、今日は風邪で咳も出る。咳で頭が揺れないようにするのに苦労した。