サンデープロジェクトのイランのレポートを見て

 1月28日(日)に、風邪で休養のため家で過ごしていた。テレビなど見ず休んでいるのが一番だと考えながら、ついテレビを見てしまう。チャンネルをあちこち変えていたら、テレビ朝日「サンデープロジェクト」で指が止まった。「サンデープロジェクト」といえば「マイク握ってお口でしごと」赤江珠緒アナウンサーだが、それで指が止まったわけでなく、イランについてのレポートに目がとまったのだった。

 後で調べたら二週連続の放送の後編だったようだが、「現在イランが核保有国となり、アメリカと対立しているそもそもの原因は、アメリカで原油利権を持つ勢力が利益を優先し保守派を後押ししたことにある」という内容になるだろうか。逆をいうと、民主化を望む革新派は親米的であり、その勢力が実権をとっていれば、現在のようにイランとアメリカが対立することはなかったのでは、となる。

「原油利権を持つ勢力」というのは大きな石油会社だと思えばよく、ジョージ・ブッシュ大統領の政府を支援しているようだ。そして、メジャーの石油会社が概ねユダヤ系の経歴を持っている、としたら、「アメリカの」という限定を外して考える必要があるか。そういう風に頭をひねる端緒として、よい内容の報道だったのではないかとおもった。

 丁度、米軍エーレン・ワタダ中尉の従軍拒否も報じられているところで、中東への派兵に欺瞞があることが問題視されながらも続いていることは、考える必要がある。

 私はイラクにせよ、イランにせよ、戦争をするのは反対という考えでだし、自衛隊の中途半端な派遣は詰まらないポーズだ、と考えている。