柳澤伯夫の発言について

「女性は子供を産む機会」との例えについて、テレビでは女性を侮蔑する発言として取り上げているように見える。与野党の女性議員のコメントを集めて紹介したりしている。

 違う。この発言はそう捕らえるべきではない。そう捕らえるのは、矮小化というものだ。

 厚生労働大臣が、「国民は黙って数を増やして、税金をより多く納めていればいいのだ」ということを、改めて刺激的な表現で表明したのである。「美しい国づくり内閣」とは、そういう「大多数の国民は、黙って我々為政者のいうことを聞いていればよい」という方針を持った立法に当たっているのだ。その分かり易い実例に、辞めてもらう必要はない。国外に対しては恥を曝すことだが、そういう方針で政府は動いている、ということを今後も示し続ける為だけに、しばらくは厚生労働大臣で居て頂かなければならない。野党は、そういう巧みな印象操作をする機会とおもうのだが、如何だろうか。