大田区民スポーツ大会の開会式

 京急梅屋敷駅から第一京浜道沿いにちょっと歩くと大田区立総合体育館がある。一昨年に立派に建て替えられて以来一度も行ったことがなかったが区民スポーツ大会の開会式が総合体育館であり行ってきた。区民スポーツ大会のなかで合気道の体験教室があるのに同じ第一京浜道路沿いにある大森スポーツセンターには行ったことがあるのだが。

 

 スポーツセンターは「広い体育館」という感じだが総合体育館はボクシングやプロレスリングの興行が行われたりするという印象を持っていた。バスケットボールの羽田ヴィッキーズも本拠は確か総合体育館だ。入ってみたら観客席がきちんとしていている施設だった。立派なものだ。

 

  ところが結構(こりゃいかんなぁ……)と思ったのが、開会式前に行われる公開演技。

 

「スポーツ大会」といっても大田区の体育協会に所属している団体は結構広く、公開演技したのは民謡、フォークダンス、バトンだった。民謡も体育なのか……そうか。

 

 フォークダンスの時、退場だかの時の曲が流れず、演技者が少し戸惑うシーンがあった。フォークダンスというとほとんど孫がおられるような女性が演技者なのだ。そういえば岳母も郷里でやっていて1歳ぐらいの幼いぐらいの長男が一緒に真似していたことがあった……その長男はこのたび卓球の中学生の部に出場したりしているのだが、それはさておき。それくらいの女性でもスムーズに演技できるような運営が望まれるのだがなぁと内心思って見ていた。

 

 ところがそれで終わらず、最後にあったバトンの演技で音楽がうまく流れない事象がまたあった。すごいのが演技者の高校生ぐらいの女の子たちがで、音楽が一瞬流れるとちゃんと反応して演技を始めようとする。それが一瞬流れて止まったりを繰り返したもので非常に可哀想なことになった。演技自体は素晴らしいものだったので勿体無いことだった。

 

 開会式では大田区長以下偉い方の挨拶では「都民体育大会の高松宮妃杯で昨年度女子は優勝だった。今年は男子も含めて優勝を」「東京オリンピックが決まったので皆で成功させよう」というのだが、それに向けてのスタートとしてこれで良いのだろうか。

 

 総合体育館は運営には民間も入っているようなのだが備品の運営は大田区の方々かなぁと推測する。段取りにどれくらい心血が注がれているかが結果に影響するのだろうから、偉い人が幾ら笛を吹いてもこれでは……という思いを持った。

 

大田区総合体育館(おおたく そうごうたいいくかん、英語: Ota City General Gymnasium)は、東京都大田区にある屋内スポーツ施設である。施設は大田区が所有し、住友不動産エスフォルタJTB・NTTファシリティーズグループ(代表団体:住友不動産エスフォルタ、構成団体:JTBコーポレートセールス(2013年1月にJTB法人東京から商号変更)、NTTファシリティーズ)が指定管理者として運営管理を行っている。

大田区総合体育館 - Wikipedia より

 

  なお偉いひとが3人出てきて同じ内容のスピーチするのもなんとかしてほしい。松原区長があの話をされるのは分かる。あとで出てくる方々が同じ内容の話しをするのはちょっと……区長のスピーチを受けて「大田区ではこんな施設を運営しているので是非使ってほしい」とか「施設や補助について意見があればこれを機に言ってほしい」とかブレイクダウンして話してこそ意味があるのだと思うのだが。