東京都内での忘れ物探し

 恥ずかしいことながら、この時期必須のアイテムである花粉症対策めがねをなくしてしまった。昨年 Zoff で買ったばかりだったのだが。眼鏡とマスクと両方していると眼鏡が曇ってしまうが、その日 ─ 3月20日だったのだが ─ 雨で更に曇りがひどかった。タクシーを使ったのだが曇った眼鏡をついポケットではなくシートに置いてしまい、そのまま降りてしまったのだ。タクシーのレシートももらわなかったので問い合わせることもできない。

 

 その日の夜に最寄りの交番に寄って届け出をしたのだが、警官の方には開口一番「タクシーの問い合わせ番号には連絡しました?」だった。実は調べたのだが、領収書があれば問題なく問い合わせすることができるが、複数のタクシー会社で落とし物の情報を共有するようなサービスは今はやっていないらしい。警官も古いことを覚えてそのように言ったのだろう。タクシー車内の落とし物は警察に届ける対応に統一しているとの記述がウェブサイト上ではあった。

 

 それを見ると警視庁もタクシー会社も落とし物についてはお互いの仕事だと押し付け合っているようで、その時点でだいぶ嫌になった。

 

  それでも警視庁では「拾得物公表システム」というのが運営されているというので一縷の望みをもってみてみた。

 

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拾得物公表システム - 検索

 

 日時、落とした場所、落としたものをプルダウンリストから選択して検索すると表形式で結果が表示される。

 

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  表の左端の方に問い合わせ電話番号と問い合わせ番号があり、これをキーにして一件一件問い合わせて下さい……ということらしい。電話番号は各警察署になっていて、遺失物の問い合わせだと言えば係に回してくれる。

 

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 飯田橋に警視庁遺失物センターがあると聞いていたのでほとんどの問い合わせ先はそちらなのかと思ったらそんなことはなく、一箇所でまとめて管理というようなありがたい状況ではないのだと分かった。可能性がありそうな分について1件づつ電話をしていく。不便だとはおもいながら電話したが各問い合わせの担当の方はごく親切に対応して下さった。問い合わせ番号を伝えればそんなに待たされることはない。

 

 これに写真がつけられればだいぶ絞りやすくなるのだが難しいだろうか。以前東急ストアで手袋や傘といった忘れ物を問い合わせしたことがありいずれも最寄りの荏原町駅だったが、駅員さんが検索してくれた結果には写真もついているようだった。ただ鉄道でも東京では相乗りが激しいから、届けられたのが東急の駅でなければ確認できないなど制限があるらしい。写真についてはデジタルカメラから Wi-Fi でアップできるようにしてあれば Instagram でアップロードするのと変わらない手間で出来そうなものだがどうだろうか。