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椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

細かいマニフェスト比べを諦めた大田区民による2014年都知事選挙概説(偏りあり)

 東京都知事選の選挙期間なので各候補者には目を向けている。昨日は珍しく自由な時間があって大田区と世田谷区を歩き回ったが選挙カーのようなものには会わなかった 。多分もっと人の集まる場所では演説などもされているのだろうが、候補者の比較などはメディアの仕事であってまちが静かなのは良いことである。

 
 幸い都知事選くらい注目度が高いと様々な情報が分かりやすく提示される。その傾向は選挙の回を増すごとに進んでいるようで助かっている。不要に改選が必要になっているのは迷惑なことだがこれも選んだ投票者にも責任の一端があると考えれば仕様のない事ではある。以下は半ば自分のためでもある情報リスト。
 

NHK選挙情報|東京都知事選 ← URL が使いまわしのようでいずれ内容が変わるかもしれませんがいまは候補者リストが見易い

 

 

 

 
 妻には「誰に入れたらいいの?」と聞かれる。この週末に妻と話していたら、ママ達で話しているとやはり「誰が候補だったかしら」というような話題になったと言っていた。例えば最後の遠藤薫さんによる記事「「脱原発」はほんとうに争点なのか」に引用されている「原発政策から考える候補者選択フローチャート」のような俯瞰した情報がより多くのひとが見ていればよいのかもしれない。あまり短絡に判断するのも良くないだろうけれども。
 
 前回 2012 年の都知事選挙の投票率が 62.6 % だったというのだが下記記事で年代別の投票率の推移グラフを見ているとその 2012 年、20代、30代の投票率は一般に言われているように総じて低く五割を切っている。
 

 
  妻は分からないようなことを言いながらも私が投票に行かないことは無いので必ず投票する。恐らく候補者について良く知らないと妻と話したママ達もほとんどの場合 は投票するだろうとおもう。一方で同じ年代では投票をしない人たち、20代、30代の若いひとで投票しない人たちがどのような経緯で投票しないのかは想像 しきれないようにおもっている。ただ上記リンクしたような情報も見ることはないし、私のようなものが書いた文章も見ることはないのではないだろうかという 気はする。そして(どうでもいいや)としか感じていないのではないかと。
 
 夫婦の場合配偶者は自分の意思で選ぶことが出来るが勤務先の経営者や上司を最適な人物にするのは難しい。学校で教師や友達を途中で変えることは難しい。実は直接選挙である以上、自分が住んでいる場所の首長は選ぶことができるものなのだが1票の価値を過小評価することで結局自分の手の届かないところの話だと思い込んでいるのかもしれない。
 
 本当はそうでもない。良い例ではないけれど私が通っていた奈良学園という高校では役に立たないと判断した教師の授業は出ずに塾に行ってしまうという生徒の行動によって変えられないはずの教師が変えられたりしていた。自分で教師を選択できると思い込んでいた高校の同級生が40歳半ばの年齢となって投票しているひとなのかどうかは知らない。どうも奈良学園の場合医師になった同輩が多いようなので医師会に動員されて行くのかもしれない。それはともかく手があるのならなんとかしようとする意思があったとはいえる。それに対し早々に諦めてしまうという思考パターンを30代以下の年代の半分以上には植え付けてきたというのはなんと長い期間をかけて諦めを刷り込んできたものだとおもう。実際はオツベルに捕らえられたの象のように助けを求めることが出来る。あんなに暴力的に助けなくても良いので、本当に要る情報を共有できればいい。
 
 そんなことをいつも思っているもので年代や性別を分断するようなアジテートは好きではない。特定の考えを馬鹿にするような発言もしたくない。候補者のこれまでの行為や発言を非難するのはともかく、人格的にこき下ろすことからも離れていたいとおもう。
 
 ただ誰を選ぶべきなのかというと現実的に都の運営を担うに値する資質が既にあるのが誰かというと宇都宮氏、舛添氏、細川氏になるだろうかとは評価している。このうち細川氏は徳洲会からの違法が疑われる献金で前都知事が辞職したあとの知事としてはふさわしくないようである。
 

1994年2月、それまで高い支持率を維持していた細川連立政権が、細川による「国民福祉税構想」の突然の発表と撤回を契機としてにわかに動揺を見せると、新生党代表幹事小沢一郎内閣官房長官武村正義の対立が表面化。小沢方についた細川は武村の排除をねらい内閣改造を図るが、与党内に異論が相次ぎ実行できなかった。政権基盤が揺らぐ中、同年3月には細川が東京佐川急便から1億円の金を受け取っていたことが発覚。闇献金疑惑が浮上するに至り、野党自民党から連日追及されることになった。細川はこの金について、熊本市内の自宅の門・塀の修理のための借入金であり既に返済している、と釈明したが、その借用書がなく、また返済の証拠も示すことが出来なかった。このため国会は空転、内閣支持率も急落した。同年4月、細川はついに総理大臣を辞職。細川連立政権はわずか9か月の短命政権に終わった。国会が予算審議に入る前に予算案編成時の総理大臣が辞任するという極めて異例の事態となったが、細川本人が辞職したため、以後細川の不明朗な借入金疑惑もまた、追及されることはなかった。

   東京佐川急便事件 - Wikipedia  より引用、下線は椋が引いた

 

 個人的には舛添氏は強権的なリーダーシップは取れるような印象があるが共感でもって人が動いてくれるようなマネジメントが出来るかというとそうではないのではないかと疑っている。今回も保守層を支持するひとの割合が多い中高年の投票率ばかりが高ければ選ばれるのかもしれないが。

 

 宇都宮氏は原発廃止するという考えを細川氏が立候補する前から打ち出していただけでなく、身近な課題として求められる福祉、教育といったところにも関わってきた経験がある。共産党社民党が支持を表明していることを揶揄する声はあるし、実際政策を維持できる人的ネットワークが構築できるかという課題はあるのだろう。ただ共感的なリーダーシップがとれて実務をこなす資質があるのは彼ではないかというのが私の評価となっている。

 

オツベルと象―版画絵本宮沢賢治

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