昇級昇段
先日長男が8級、次男が10級の昇級試験を大田区合気道会で受験した。それぞれ色のついた帯を締めるようになって1年経つのだなぁと感慨を持つ。
とか他人事のように書くつもりでいたのだが、あろうことか私も四段の昇段試験を受験した。
私が三段を認可されたのは1994年の12月。二段は1990年の12月、大阪市立大学四回生の時に受験した。その当時4回生で二段まで行く、というのはひとつのパターンになっていたので。卒業して数年後のうちに三段まで頂いた訳だ。先日出てきた、阿部醒石師範と道場で写っている写真が1996年で20代も後半。その頃まではよく稽古に行っていた。
30歳台は一転して道場から離れがちになった。特に子供が生まれてからはほぼ家庭の優先順位を第一にしてきたし、東京に来たし、でなおのこと遠ざかった。
40歳に突入して再び稽古に行くようになったわけだが、昇段など全く考えていなかった。
ただ、大田区合気道会の飲み会(大森銀座商店街の中にある酒蔵一番という居酒屋で催されるのが通例となっている)に出席した際に尾崎師範に「機会があれば昇段を」とも仰って頂いていた。尾崎師範は阿部豊雲先生とも会われていると伺っていて、問題ないから、と仰る。
それでも遠い先の話と思っていたが稽古中に「受けませんか。あともつかえていますよ」との仰せを受け受験することとした。まぁ10年以上段位を放っておいて「無理です」とは到底言い兼ねるもので。あと、先日亡くなられた阿部醒石師範に(受けよ)と言われたような気もした。
初段の頃は、四段になるというのは遠いことのように思っていたものだが。