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椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

箱根小旅行記

 連休なのでどこか旅行に行ってみようと家内と考えて、箱根に日帰りで行ってきた。

 家内の考えたコンセプトは「宿泊せず、かわりに食事を豪華にしてみよう」というもの。ゴールデンウィークに行くというのは安易で酷い目に遭ったが、旅から帰って振り返ってみるとこのコンセプトが当たっており楽しめていた。

 具体的なプランは以下の通り。

  1. 箱根の富士屋ホテルで食事をしよう
  2. 折角箱根に行くんだから日帰りで入れる温泉に浸かってこよう
  3. 東名高速のSAが最近テレビで取り上げられるから見に行きたい

 これ以外は欲張らないことにして行った。

渋滞

 朝6時半頃自動車で家を出たのだが、遅かった。

 東京I.C.から東名高速道に入った時点で既に渋滞。厚木で小田原への有料道路に分岐するまでずっと渋滞していた。4時5時には出かけないといけなかったらしい。福島第一原発の事故も含めた震災の影響で、連休を近場で過ごす人も多いようだとは聞いていたのだが。

 さらに、箱根に上っていくところで西湘バイパスを間違って反対に出てしまい、一度国府津まで戻って地道を戻っていくハプニングもあった(バイパスの箱根行きは込んでいてとても戻る気になれなかった)。それでも、小田原のまちを見て通れたのが良かった、ぐらいに思って車を進めることにした。

 それでも箱根に上っていく道がまた渋滞で、途中で写真が取れるくらいのろのろと進んでいった。結局午前中一杯、ゆうに6時間使って移動することとなってしまった。

箱根の下は大渋滞でござる

富士屋ホテルで昼食を

 富士屋ホテルには事前に家内が電話をして様子を聞いていた。先に湯本富士屋ホテルのバイキングの予約状況を聞いたところ、満席の状況とのこと。しかも、ガイドブックで \4,000 とあった値段が \5,000 だという。一方、富士屋ホテルは、予約は出来ないがお食事はして頂けるとおもいます……との返事を頂いたので、ではこの由緒正しきホテルに食事をしに行ってみよう、となった。

 行ってみると、宿泊客ではないのに丁寧に案内して頂けるし、いいのかしら、と思いながら中に入り、レストランに行くと20分ほどの待ち時間で案内できるとのことだった。待つ間、ホテルの中を見て回ったが、いい雰囲気。

上質な雰囲気

 これはやはり一度泊まりたいな ── と家内と話していた。我が親父殿は大学時代に東京にいた人だからもしかしたら来たこともあるかもしれないが、家内の両親は山口で教師をしてきた家の夫婦だから、一度連れてきてあげたい、という話になった。頂いたのは、カレーと、次男はシーフードグラタンを。写真はシーフードカレーで \3,000 なり。

lunch

日帰り温泉

 さて、温泉はどこに行くか決めていなかった。富士屋ホテルの駐車場に停めている車の中でガイドブックを取り出し、あれこれ見た。

 富士屋ホテルの辺りにも2軒ほどあったが、ちょっと値段がお高い。\4,000/人 ぐらい、とか。

 別のページで、強羅まで行くともうちょっと安く、\1,500 とか \2,000 あたりで日帰りで温泉に入らせてもらえるところがあるというのを見つけ、尋ねていった。メルヴェール箱根強羅という、強羅公園のすぐ隣にあるホテル。

 無事温泉に浸かれて、子供達は大喜びで温泉を楽しんでいた。3年前に会津の東山温泉に入れた時は熱いと言ってあまり長く入っていなかったものだが、二人とも小学生にあがって成長したものだと思いながら見ていた。

 ところで、強羅公園がすぐ横にあって、なんとなく行ってみたいなと思ったが、当初の目的に入っていないのできっぱり諦めた。

 なんで強羅公園か、というと、北杜夫さんのエッセイや小説に時々出てきてその名を知っていたから、というぐらいの理由である。

 私が初めて自分の小遣いで購入した本は北杜夫さんの『どくとるマンボウ航海記』の文庫版で、買った場所までよく覚えている。小中高時代の実家の近く、奈良市西登美ヶ丘5丁目のバス停の近くにあるサン書房という本屋だ。それ以降多くの北作品を読んだ。

 斎藤家(北さんの本名は斎藤宗吉)は青山に脳病院を経営する家で、旧制麻布中学に通学するとかいう話を読むにつけ東京のおぼっちゃんとはこういうものなのだろうな、と想像していた。箱根強羅に避暑に行く話にしてもそうで、「ごうら」という不思議な地名の訓みもあいまって、頭のなかで山中の小楽園のような場所が出来上がっていた。

 自分が親になって子供を温泉に連れてくるとは思っていなかった。

サービスエリア巡り

 行きは前述の通り慢性的に渋滞が続く状態で、目的のひとつだった海老名サービスエリアに寄り損ねた。

 次男がトイレに行きたくなり、手前の港北パーキングエリアに寄った事もあり、時間がもったいなかったためだ。

 帰りは強羅から御殿場に抜けて東名高速に乗ろうとしたのだが、御殿場に大きなアウトレットモールがあることを失念していた。以前佐野で行った事のあるのと同じ系列の施設だ。御殿場市街に入ると、アウトレットモールの駐車場を目指す自動車でまた渋滞が激しくなった。

 間が良い事に、寄り道をせずに強羅を出た直後から雨が降り出したので、濡れずに済んでいた。あとはサービスエリアに寄って帰るだけだとおもっていたので気長に渋滞を耐えることとなった。途中でまた次男がトイレと言い出したので、一度だけ渋滞の列を離れてガソリン・スタンドで給油した以外はじりじりと進む状態。

 東名高速道に乗ったあとは車は流れていて、まず足柄サービスエリア、次に海老名サービスエリアにそれぞれ寄った。

 海老名サービスエリアのメロンパンだとか、「サービスエリアでしか買えない」ものがあって大繁盛している。確かにかつてのサービスエリアとは違う華やかな感じ。

 ただ、私など足柄サービスエリアで食事した時、割と有名な方の名を冠したラーメンを食べたが味はそうでもなく、中身は相変わらず所詮サービスエリだから期待しちゃいけない、なのかなぁと考えたりしていた。

 また、海老名サービスエリアは厚木に近いから、厚木にあるビールワイナリー「サンクトガーレン」の商品を置いてくれれば買って帰るのに、と思っていた。サービスエリアでのアルコール飲料販売はまだ始まっていないようで、虚しく帰ることにした。サンクトガーレンは瓶商品が主だから、お土産専用に置いたら良いと思うのだが、役所はあれこれ言うだろうか。

 東名高速道の帰路は大きな渋滞なく、21時過ぎには家に帰っていた。

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