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椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

池上トーヨーボールの解体について

まち

 年始からあまり景気の宜しい話でもないのだが、気になるのでまとめておく。

 年末に、区議会議員の奈須りえさんの Twitter アカウントからの情報で、第二京浜道路沿いにある池上トーヨーボールにアスベストが使用されている可能性があるが、解体業者が充分な調査を行っていない……という話を知った。

池上旧トーヨーボールの一部吹き付け材未調査のまま工事再開について関係者に内容証明で説明を求めました - 大田区 区議会議員:奈須りえ(なすりえ)日誌

業者の不十分な調査を点検しようとしない大田区=池上旧トーヨーボール解体工事= - 大田区 区議会議員:奈須りえ(なすりえ)日誌

 池上のトーヨーボールは、川崎なり横浜なりに自動車で出る際、第二京浜沿いにいつも見るので閉鎖されて長く放置されていたが、最近になって足場が組まれたのでいよいよ解体か、あとには何が入るのか、という程度の家族の話題のものだった。


 いつもこんな風に横目に見て通り過ぎる。コジマ電機の向こうがトーヨーボール

 だがアスベストの除去の話となると、長閑な話ではなくなってくる。にわかに自分には害はないとしたとしても、知り合い宅がアスベスト飛散の影響を受けるエリアに入ってしまう、とか、建築関係のお仕事をされている方のところに引き合いが行って現場に入ることになる可能性がある、とか。自動車で横を通るだけでも気味のいいものではない。

 大田区がアスベストの危険性について真剣に取り組んでいない、としても、我々は先般の馬込の墓地建設反対が最終的に良い結果を生み出した事を知っている。的確なひとに協力を求め、継続して区に働きかければ事態を動かす余地はある。もちろん、土地利権に絡んでいる主体が違うと、松原橋附近の屋敷が潰されて野村不動産のマンションに化けたような、住民の要望と乖離した結果になることもあるのだろうが。

 もうちょっと騒がれても良いような気がするのだが、まずは検索できる範囲でソースを探してみた。おそらく近隣住民の方によると推測されるページがあり、その最初のページが参考になった。

このブログを作った理由: 池上旧トーヨーボール解体/工事のブログ【池上旧トーヨーボウルのアスベストの安全な除去を願う会】






 トーヨーボールは、昭和40年代に横井英樹氏が作ったボーリング場で当時、全国各地に作られました。ボーリング場は、防音対策に飛散性アスベスト使用されるケースがあり、名古屋・大井松田のトーヨーボールでは、大量のアスベストが使われていました。

「トーヨーボール」をキーワードにして検索すると、他地区の「トーヨーボール」を廃墟として捉えるもの、さらには池上と同様にアスベスト除去の問題を訴えるものがみられたが、同じ系列のボウリング場であるらしい。横井英樹氏といえばわれわれの世代はホテルニュージャパン火災を思い出すので、当然のことながら良い印象は持たない。






 ところが、解体工事説明会は開催されませんでした。説明は、大田区の要綱で示された建物から10m範囲のみ。不在であれば、チラシをポストに入れておしまいで、配られたチラシには、アスベストの除去について何の記載もありません。解体工事について知り、アスベスト除去について不安に思った住民が、業者に対して説明会を求めましたが、業者は、全く聞き入れてくれません。

 転売を重ねたたため、図面も無い中で、どのようにアスベスト調査をしたのでしょうか。

 その後説明会は昨年10月末に行われたらしいのだがとうてい充分な説明ではなかったようで、大田区と解体工事を担当する竹中土木にアスベスト除去を前提とした工事が行われる事を求めている、ということになろうか。

 上記「池上旧トーヨーボウルのアスベストの安全な除去を願う会」には中皮腫・じん肺・アスベストセンターというNPOが既に参画しているようなので、今後も多くのひとに知られて良い結果になっていくことを望んでいる。

 なお、中皮腫・じん肺・アスベストセンターからの引用として願う会のサイトに書かれていたところによると、アスベストの影響が考えられる距離が現場から2kmとのことだった。ざっと見て北は大森十中や梅田小くらいまで入る。西は千鳥町や下丸子まで。東は池上本門寺は勿論大森赤十字病院辺りまで。南は矢口渡や蓮沼辺りまで。この範囲を見ても黙っておれるだろうか。