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椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

烏賊刺身の味

まち

 先月に湯田温泉の松田屋ホテルに泊まった時の食事のことなのだが、総じて料理も大変美味しかった。ただ、「いかは味が無かったね」という話しにその後も家内となったりする。

「味が無い」というのはかなり厳しい評価だと思う。私も食べながら内心(日本海側からこれだけ離れてて、何とかこのイカが出せるのは頑張っているな)と思いながら烏賊の刺身を食べていたもので、別段料理の味をくさしている訳ではないのだ。

 うちの夫婦の実家がある山口県の日本海側にある須佐というまち辺りは、総じて魚が美味い。特に須佐は数年前から特産であるイカをブランド化して「男命(みこと)いか」と呼んで出したりしている。何でよりによって読み難いブランドにしたのかしらと私などは揶揄しながらも、烏賊をブランド化することは賛成である。

 つまり須佐の烏賊が最も美味だと思っており、特に烏賊の刺身は須佐に限ると自負しているのだ。あれほど甘味と旨味がある刺身が他にあるだろうか。

 東京では数年前に「島根料理」を標榜する居酒屋さんに飲みに行った際、烏賊刺身に全く味が無くゴムを噛んでいるようだった。東京ではこんな烏賊しか皆食べていないのかと密かにびっくりしていたものだった。まぁ、銀座辺りの到底手の届かない値段の店は別なのかもしれないが。

 この烏賊の旨さがどれくらいメジャーになりつつあるのかは身内としては良くわからないでいる。先日電車の扉の上の広告に須佐の烏賊が取り上げられていたのを見た気がするが、そういったことでじわじわ認識されつつあるだろうか。

 昨年2009年に須佐の隣にある島根県芸術文化センター、通称「グラントワ」に行き、その施設の質が素晴らしくこれだけでも見に来る価値があります、ということを書いたことがあった。近くに維新の故地でもある萩があることを考え合わせると、益田に一泊で旅行に行くというパターンがメジャーになっても良いのではないかと思っている。

 旅行といえば我々は食事や温泉といったものを楽しみにもする訳だが、益田に温泉は無くとも(周辺にはあるだろうが)魚介が美味であることは須佐と同様である。ホテルは最近新しいのが駅前の再開発で出来たりしているし、元々ある旅館などもあるのだが、例えばホテルはここ、食事はここの寿司屋に、というようなプランがあると良いのだが、と新たに思うこととなった。

 うちはよくゆめタウンの近くにある「かぐら寿司」という回る寿司屋に行くのだが(回る寿司でも充分に美味しい)他にどんな店がお勧めだろうか。

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