椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

第48回全日本合気道演武大会

 全日本合気道演武大会に初めて演武者のハシクレとして参加してきた。主役は大田区合気道会の道場でお世話になっている我が子供たち。

 全日本演武大会は、自分が大阪市大合気道部に現役生として在籍時には参加しなかった。今回パンフレットを眺めていて、道場単位で参加はあっても大学合気道部としての参加はないから、関西学生合気道連盟から声がかからなければ参加の話しも出なかったのだろうと回想する。

 3年先輩の19代の先輩が参加されていた。その際も連盟の絡みではなかったかと推測する。帰ってきて話しを聞くと、由美かおるさんが演武されていて、間近に見たという話しが出た。由美かおるさんは西野皓三さんのお弟子さんで、西野さんも由美さんも合気道高段位者だがその後西野流呼吸法としての活動が目立つようになっていったので、現在稽古されているかどうかは存じ上げない。

「化粧が濃かったな」といかにも男子大学生らしい無遠慮な感想が返ってきたことを思い出す。

 その後、全日本大会を見取り稽古だけさせて頂く機会が一度だけあった。1991年にSEとして就職した際、ちょうど全日本演武大会がある時期は研修期間に当たったため神奈川県川崎市にいた。その時に見に行き、武道館の外で同門の大阪府立大学の後輩にばったり会った記憶がある。

 この時の演武で記憶にあるのが、白田林二郎先生の演武を見たこと。

 白田先生は演武の前にマイクも何も無しで五井昌久さんが植芝盛平翁先生のことをうたわれた詩を朗読され、そのあと杖の演武をされた。良い見取り稽古をさせて頂いた。

 もちろん植芝吉祥丸先生の演武も見たが、吉祥丸先生は大阪城の武道場で開催される研鑽会という大学合気道部が会しての稽古会で実際に教えて頂いたことがあるので(近くにおられるのを見て、つきに来た他大学の生徒の技がかからないままにしておいたら指導に来て下さった)その時の印象に勝るものはないとおもっている。演武会より、直に指導頂ける経験の方が尊いものだと思っているもので、炎部会に執着がない。

 それが子供の演武の受けで参加することになるとは自分も変わったかなぁとおもう。

 大田区合気道会の演武は13時過ぎで、正面打ち入り身投げ、片手取りの四方投げ、両手取り天地投げをやった。大田区合気道会の尾崎先生はこの日は合気会の理事として運営側でありずっと司会をされていたが、演武前後には子供たちのところにきて激励をして下さった。

 その後、私としては最後まで見たいとは思ったのだが、案の定子供が帰りたいと言い出し、やむなく途中で退出した。最後の遠藤征四郎先生、小林保雄先生、多田宏先生、植芝守央道主の演武も見たかったし、東京都の指導者演武として大田区合気道会の後藤先生が出られたのも見たかった訳だが、ここら辺私が諦めがいいのも上記の通り実際の稽古に勝るものはないとどこかで思っているからかもしれない。

 それでも大澤勇人先生の演武を見られて、なるほどこの薫陶を受けて駒沢大学合気道部(大田区合気道会は尾崎師範をはじめ駒沢大学合気道のOB、現役生で運営されている)の技があるのだと感じたし、その前の本部道場指導員演武、師範演武で結構いい見取りをさせて頂いたとおもった。それで充分。

 ちなみに……ふと斜め背後の来賓席を見たら、小林保雄先生が座っておられたのでちょっとびっくりした。

 更に……自分らの前に座っておられた方、多くの人が挨拶に来られていたのできっと指導者でらしたと思うのだが、失礼ながらお顔を存知上げなかった。どなただったのだろう。

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