代官山の路地

 東京に来てから、毎年夏の休暇を利用して、大阪豊中在住時代のママ友達が遊びに来る。うち以外に埼玉に越してきたお宅もいて、どちらかに泊まってもらったりしている。子供たちは修学旅行のようなもので、おおはしゃぎで喜ぶ。昨晩は子供たちと私が寝たあと、ママたちは遅くまで歓談していたらしい。

 今日はどこか都内に出かけようか、となり電車に乗って代官山に行ってきた。

 今まで何度か代官山に行っていたが、家内にはさらに前、独身時代に友達(この夏帰郷時に会ってきた友達だ)と東京に来た時に代官山に立ち寄り、趣味の合う雑貨屋さんがいくつかあって楽しかった思い出があるのだという。ただ、いま行ってそれがどこだったのかさっぱり分からず、そのような店も見つけられなくて歯がゆい感じなのだと言う。子供たちというよりは、ママたちの探検として行ったのだが、今まで立ち入ったことがない路地の先が面白かったのでそのことを書く。

雑貨でなくバッグやさんを

 荏原町から東急電車を乗り継いで代官山まで来て、ママたちはまず駅前においてあったマップを手に入れ、相談のうえ線路沿いに北に行き、踏み切りそばにある rootote (ルートート)というかばんのお店に行った。トートバッグ専門の店であるらしく、デザインが豊富ながら手頃な値段がママたちにアピール充分だったらしくお買い上げとなっていた。

 私は子供たちと表で待ちながら(橋のあとがあるけど、道の真ん中に花壇をつくってある坂道が川のあとかなぁ。それにしては橋の向きと合わないなぁ)とか、(あ、女の子写真撮ってる。でもパネル持ってないから美人時計じゃないよなぁ)などと無駄なことを考えていた。子供たちは遊戯王のカードについて話していれば時間は経つらしかった。

 そのあと戻って行き「イータリー」の方まで歩いて行ったのだが、その途中に「ART BERG」というかばんやさんがある。青海の「ビーナスフォート」にも店舗があり、そこで私はたすきにかけて背負えるバッグを家内に選んでもらい愛用している。そのバッグが丁度ディスプレイしてあった。通り過ぎる瞬間に店員さんが笑顔で会釈してくれたので思わず返してしまった。

 その先に300円ショップで女性が喜びそうなものがそろっている CouCou がある。ママたちも入ったが、家内も好きだが、記憶にある雑貨やとはまた違うらしい。

路地

 ケーキでも食べようか、という話になり、私がiPhone で検索した結果「シェ・ルイ」という店があるというので皆で入ってケーキを食べた。代官山駅入り口の交差点辺りにある。

 ケーキは甘くてオーソドックスなものだったが、特筆すべきではない。ただ、店を出ると雑貨屋さんがこの先にあることを示す看板がいくつか出ていることに気がついた。「シェ・ルイ」を目印に路地への入っていった。

 すると住宅街のなかにぽつぽつと店舗があって、気になる店にはママたちが立ち寄っていく。先へいくと住所が猿楽町になったが、住宅街のなかに店舗があったり、割烹があったり、事務所があったり。

 私は子供をみながらぶらぶらしていたので面白かったが、家内の目指すような店は見つけられなかったらしい。そのあと駅まで戻って行き、駅近くの雑貨屋にも立ち寄ったが、そこも何か違うようだった。

 代官山でお友達と反対方向の電車に乗り、分かれた。長男は家に帰ることに突然泣き出した。「○○くんと、もっとあそびたかった……」と顔をくしゃくしゃにした。昨年の夏までは友達の方が別れる時に寂しそうにしていたのだが、長男にも段々と自我が芽生えてきているのだろうか。

ついでに

 代官山で tweet していたら、「代官山ホームページ」の事務局員スタッフさんのアカウントからフォローして頂いた。

代官山ホームページ -DAIKANYAMA EXPERIENCE!!-

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 さらについでといってはなんだが、美人時計の広報アカウントからもフォロー頂いた。rootote の前でひとことつぶやいだだけなんだけど。

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