椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

三沢光晴選手を悼みつつ

 twitter三沢光晴選手が急死されたことを知って、私もショックを受けた。

 合気道を稽古する経験から、体罰、特に体罰による「殺人」については書いたことがあったが、本当の「事故」による死亡。しかも40代とはいえ、素晴らしい実績を積み重ねてきた代表的な選手の死亡。

 私はプロレスリング・ファンとは言いがたく、佐山聡氏のタイガーマスクまでしかよく知らないというレベルながら何か書こうとおもったが、下記に必要な論点はほぼ書いてあった。

スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム:三沢光晴さんの死を、今後のプロレス界には絶対に生かして欲しい件。


 上記で文章で言及されている内容と重なるのだろうが、下記などについて今後真剣に検討されんことを願う。

三沢さんが現役選手とプロレスリング・ノアの代表取締役を両方務めていたこと

 選手か経営者のいずれかに集中できなかったということはたとえば、経営選任となるとまだ集客に影響が出る、というような判断があったのではないかと推測される。

 だが、プレイング・マネージャーというのはあったとしても、現場と経営との総和は兼任できるような質量に収まらない。うまく行っているならともかく、そうでないならなおさらで三沢「選手」は万全でなく、それが事故につながったとやはり見るべきではないだろうか。

「フモフモコラム」で指摘されているように、「業界の統合」により、集客が見込めるような興行を行う。さらには団体交渉、つまりコスト・メリットないし共同利用による各種費用の節減、安全管理についてのガイドラインの策定などを目指せば、おのずと経営者としての負担は軽減できる。

 統合された業界で経営のプロが興行を行っていたなら、三沢さんは現役選手に専念できたかもしれない。

三沢さんが46歳とレスラーとしては引退していてもよい年齢でありながら現役であったこと

 別観点でやはり、ボクシングのように安全基準が定められていて、基準にあてはまらない選手には引退勧告ができる、しかも勧告を無視するなんぞという売名的振る舞いが許されない仕組みをプロレスリングにおいても考えてよいのではないか。(だから辰吉丈一郎選手が勧告を無視して現役を続行しているのは、ボクシングとしては良いことではないとおもう)

 ボクシングにせよ、サッカーにせよ、レーシングスポーツにせよ、試合中に選手が亡くなるという負の経験を改善につなげてきたので、プロレスリングとして今回の三沢さんの死を無視して漫然と時を過ごすことは出来なかろうとおもっている。

 もちろん三沢さんも純粋に現役でありたい、という気持ちはあったとおもう。だが個人のおもいと競技全体におけるルールを並べみた場合、やはり全体を優先する判断がなければ特定のカリスマに属人化したレベルで終わってしまう。その判断をきちんとする機会がもしあれば、三沢さんもプロレスリング全体を優先されたとおもう。

あと、最後に

 事故について各スポーツで対策がとられているわけで、体罰なんてものが今後も出てくるならば恥ずかしいことだとおもう。なんでも体罰だと騒ぐものどうかとおもうので、基準の明文化と見直しが必要なのは同じなのかもしれない。


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